近年、アフィリエイト、特にSEOアフィリエイトは稼げなくなった、また、アフィリエイトは終わった、ということが囁かれています。
一方で、他のサイトでは、アフィリエイトは簡単に稼げます、少し頑張れば稼げます、こうすれば稼げます的な記事も多く見られますが、果たしてどうなのでしょうか。
これからアフィリエイトを始めようとする人、これからもアフィリエイトを続けていくかどうか悩んでいる人には興味深い話です。
結論を先に言うと、アフィリエイトで稼げる時代は終わった訳ではなく、一個人がアフィリエイトで稼ぐのが以前と比べて非常に難しくなったというのが正解です。
その理由は、アフィリエイトが稼ぎにくくなった理由がちゃんとあるためです。
その最大の理由は、Googleの検索エンジンが、
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness (権威性)
- TrustWorthiness(信頼性)
を、これまで以上に重視し、多くのカテゴリーにおいて個人のアフィリエイトサイトが検索結果の上位に表示できない仕組みに変わってきているためです。
ですので、逆に、専門家や大手(組織やグループ)の目線で言うと、アフィリエイトで稼ぎやすい時代になってきているのです。実際、専門家や大手がアフィリエイトに参入して大きな利益を上げているところが増えてきています。
では、これから先、一個人がアフィリエイトで稼いでいくことは無理なのでしょうか?
アフィリエイト文化の流れ
私が初めてアフィリエイトというものを知ったのは、インターネットを始めた24年ほど前(1999年頃)のことです。
その頃、私が後先考えずに会社を辞めたのも、インターネットにはアフィリエイトという稼ぎ方もあることを知ったことも大きな理由の一つでした。
当時は、バリューコマースやバリュークリック(今はない)といった会社がアフィリエイトの代名詞で、今、最も勢いのあるA8やafbは会社すらありませんでした。
また、当時はアフィリエイトできる商品やサービスも少なく、アフィリエイト広告も商品やサービスではなく物販店舗主体のものでした。
その仕組みも広告から店舗に入って売上に繋がれば○○%報酬とか、広告をクリックする度に5円、10円の報酬といった、今と比べると非常に限定的なものでした。
20以上前、練習で作っていた当サイトのTOPページに広告を貼って、3ヶ月ほどで5,000円ほどの収入になっていたことを覚えています。
アフィリエイトはもう稼げない?
当時、会社を辞めた時は、
- アフィリエイトに力を入れるべきか
- 自ら商品やサービスを作ってそれを提供する方に力をいれていくべきか
随分悩みました。
しかし、自ら商品やサービスを持たないアフィリエイトのような稼ぎ方はいずれ終わるだろうと思い、後者を選びました。
アフィリエイトで簡単に稼げる時代があった
ところが、すぐにアフィリエイターの時代が到来します。
そして、いつの頃からか、今と変わらず、アフィリエイトであろうと商品やサービスを販売する店舗であろうとインターネットビジネスで成功するためには、狙ったキーワードで検索エンジンの検索結果の上位に表示させるといったSEO対策が必要になってきました。
特に当時は楽天市場やAmazonといったものも今ほど有名ではなかったため、検索エンジンのSEO対策は、より重要であり効果的でした。
しばらくしてGoogleという検索エンジンが現れましたが、当時はYahooとGoogleの検索エンジンは別もので、どちらもサイト評価のアルゴリズムは今ほど複雑ではなく単純でした(現在はYahooもGoogleの検索エンジンを使ってます)。
特に、当時は圧倒的シェアをもっていたYahooはアルゴリズムが単純で、キーワードをタイトルや本文中に適当に散りばめ、外部や内部からリンクさえ集めれば、競争相手も少なかったこともあり、簡単に検索結果の上位表示が可能でした。
そのコツをいち早く掴んでいたアフィリエイターは検索エンジン登録代行や優良リンク登録代行などを利用して自サイトの順位を上げ、大儲けをすることができました。
今は殆どが廃業してしまいましたが、当時、検索エンジンやリンク集への登録代行業が流行ったのもそういう背景があったためです。
私もアフィリエイトではありませんが、展開するビジネスで狙ったキーワードでことごとく検索結果の1ページ目に表示させ、多くの収入に結び付けることができました。
当時、メールで何度も会話をした人で私と同じようにこれから何をするかで悩み、私と違ってアフィリエイターの道を選んだ人が何人かいますが、みなさん数年と経たないうちに年間数千万円稼ぐスーパーアフィリエイターへと成長しました。今はレジェンドと呼ばれています(^-^)。
こういった人たちが凄く稼いで脚光を浴びたおかけでアフィリエイトは夢のあるビジネスとして急激に流行ってきたのです。
アフィリエイトが稼げない理由
その後もアフィリエイトで稼げる時代はしばらく続きます。
2010年代に入ると、YahooがGoogleの検索エンジンを採用するようになり、アフィリエイターはYahooより厄介なGoogleのアルゴリズムと向かい合わなければならなくなりました。
それでも、まだこの頃はGoogleのアルゴリズムを予測して小手先のテクニックで検索結果の上位に表示できました。
Googleでは、パンダアップデートやペンギンアップデートといったGoogleのアルゴリズムの変更を実施しますが、優れたアフィリエイターは臨機応変にSEO対策を施し、稼ぎ続けます。
しかし、近年は、アフィリエイトは稼げない、アフィリエイトは終わり、と囁かれるようになってきました。
実は、その原因は、主に以下の4つにあります。
- Googleのアルゴリズムで個人のサイトが上位表示されにくくなった
- Yahoo広告でアフィリエイトの広告配信が原則不可になった
- 大手の参入が増えてきた
- 競合サイトが増えてきた
一つ一つ詳しく見ていきます。
Googleのアルゴリズムで個人のサイトが上位表示されにくくなった
近年はアフィリエイトで稼げなくなる時代の到来を予感させる出来事が次々と起こっています。
- 2017年には、健康アップデートというものが、
- そして2018年には恋愛アップデートといわれるもの
が実施されました。
健康アップデートとは、DeNAが運営していた健康・医療系まとめサイトのWELQ(ウェルク)の問題が発端で実施されたGoogleアルゴリズムの変更です。
DeNAが運営していたサイトで広告収入目的で不正確な記事が横行し、事態を重くみたGoogleは、医療や健康に関する記事については医師などの専門家や大手組織でないと思われる者が書いた記事などは検索結果で順位を大きく後退させるアルゴリズムへと変更しました。
健康関連商品と言えばアフィリエイトでは最も稼げるカテゴリーの一つです。
これによって多くの個人アフィリエイターが収入の激減を体験し、中には再起不能になり就職せざるを得なくなったアフィリエイターもいます。
同じく恋愛アップデートも出会い系のアフィリエイターに大きな打撃を与えました。
それからというもの、YMYL(Your Money or Your Life)と言われる、お金や健康、医療や法律など人生を左右する重大なカテゴリーでアップデートが繰り返し行われてきています。
アフィリエイトのカテゴリーで言えば、具体的には、
- 金融系の投資や保険、クレジットカード
- 医療、健康系情報、サプリ、脱毛、育毛、美容
- 法律系の債務整理
などです。
これらに該当するもの全てが今後も調整されていくかどうかは不明ですが、調整の対象となれば、個人のサイトは、厳しい評価がなされていくことになります。
そうすると個人のアフィリエイターは対策の打ちようがなく、他のカテゴリーへシフトして一からのサイト作りを余儀なくされます。
Googleしごと検索で求人系アフィリエイトにも影響が出た
また、Googleは、Googleしごと検索というものも始めました。
Googleしごと検索とは、Googleの検索結果に求人情報そのものを上位に表示させるGoogleが提供するサービスです。検索結果には、大手のサイトが優先して表示されますが、その上にGoogleしごと検索の結果が表示されます。
当然、求人情報や求人サイトをまとめた個人のサイトには大打撃です。
実は、これらの、個人に不利になるGoogleのアルゴリズム変更がアフィリエイトが稼ぎにくくなった、終わったと言われる最大の理由です。
Yahoo広告でアフィリエイトの広告配信が原則不可になった
さらに、2019年5月になると、Yahooから「広告掲載基準「広告の有用性について」判断基準変更のお知らせ」があり、Yahoo広告でアフィリエイトの広告配信(PPCアフィリエイト)が原則不可になりました。
参考:広告掲載基準「広告の有用性について」判断基準変更のお知らせ
Yahoo広告では、以前からユーザーにとって有用性の低いサイトの広告は掲載しないと定めていましたが、これをさらに厳格化したものです。
PPCアフィリエイトで稼いでいたアフィリエイターは、YahooのPPCアフィリエイトからの撤退し、当面はGoogleへのシフトを余儀なくされます。
大手の参入が増えてきた
近年は、これまでアフィリエイトには手を出してこなかった企業や集団でもアフィリエイトに参入してきているところが増えています。
企業や集団などの大手は、サイトのボリュームや質が個人より優れている場合が多く、Googleからの評価が高い傾向があります。
資金もあり、マンパワーでボリュームのある記事を何千・何万と書く訳ですから、一個人が太刀打ちできるはがありません。
競合サイトが増えてきた
上でも書いたように、アフィリエイトで稼げるカテゴリーは少なくなってきています。
稼げるカテゴリーにアフィリエイターが集中することで競合サイトが増えてきました。
また、単純にアフィリエイトを始める人も増えています。A8などのASPを見てみると、広告主の数は変わらないのに登録パートナーのサイト数は右肩上がりで増加しています。
参入障壁が低く、副業を解禁する企業も増えていることから、今後はますますアフィリエイトを始める人は増えてくると思われます。
競合サイトが増え、競争が激しくなると、やはり稼ぎにくくなります。
アフィリエイトの失敗例
実際に私が見てきたアフィリエイトの失敗例をいくつか紹介します。
子持ちの専業主婦のアフィリエイト失敗例
子持ちの専業主婦であるAさんは、2014年頃に旦那さんがリストラで無職になったのをキッカケに、家族のために自分で稼いでみようとブログ(アフィリエイト)を始めました。
2,000円の収入を得るのに1年かかりましたが、コツを掴んでからは飛躍的に収入が伸び、3年目には安定して月に200万円以上を稼ぐようになりました。
税金対策で法人にしましたが、Googleが健康アップデートを実施した途端、健康・美容関連の記事を書いていたAさんの収入はみるみる減少し、1年後には月収は10万円を切るようになりました。
Aさんはその後1年ほど頑張りましたが、月収は3万円以下まで落ち、結局今はパートタイマーとして働きに出ています。
大手企業を辞めてアフィリエイターを目指す既婚男性のアフィリエイト失敗例
Bさんは、妻も子供もいる40代前半の男性です。
誰もが知っている大手自動車メーカーに勤め、年収1,000万円以上を稼いでいましたが、自分の力で稼ぐ生き方を目指すといって会社を辞めました。
始めたのはアフィリエイトブログです。
ツイッターのフォロワー数を伸ばしてブログに集客していましたが、ツイッターのフォロワー数が5,000人を超えてもブログの収益は月に2万円といったところ。
結局、1年と経たないうちに再就職しました。
ダラダラとアフィリエイトを続けるのではなくダメだと思ったらスパっと転職活動を始めて再就職を果たしたことはいい判断だったと思います。
経理事務所勤務の既婚男性のアフィリエイト失敗例
Cさんは、大手に勤めていましたが、税理士を目指して経理事務所に転職。
半分以下になった年収を補うために2019年頃に副業としてアフィリエイトを始めました。
実際は殆ど稼げていませんでしたが、ツイッターを使って「アフィリエイトで毎月50万円稼いでいる」体でブログに集客。
2年間、頑張りましたが最高月収は10万円に一度も届かず、すべての更新がストップしました。
ご存じの人も多いと思いますが、「月収100万円突破。そのノウハウを知りたい方はこちらへ登録」なんて書いてあるサイトで月収もノウハウも本当である確率は非常に低いんです。
そういったサイトはまだ多いですね。
アフィリエイトで稼いでいくためのコツ
このように、Googleのアルゴリズムの変化でアフィリエイトをする環境は年々個人アフィリエイターに厳しくなってきています。
その結果、大打撃を受けた個人アフィリエイターが少なくないことから、アフィリエイトは稼げない、アフィリエイトの時代は終わった、ということが囁かれるようになってきているのです。
残念ながら今後もYMYLと言われるお金や健康、医療や法律などのカテゴリーで何らかのアップデートが実施されていくという見方もあります。
実際、近年は、Google(Yahoo)においてはこういったカテゴリーで検索すると、大手のサイトや公式サイトが上位を占めるようになってきています。
もともとあった大手のサイトが順位を上げているということもありますが、大手がアフィリエイトに進出してきているということもあります。
また、アフィリエイターも増え続けていますし、これまでのカテゴリーから撤退し新しいカテゴリーで勝負するアフィリエイターも増えています。
これにより、アフィリエイトが特定のカテゴリーに集中することから競争激化でアフィリエイトで稼ぐことが難しくなってきているということも確かです。
さらに、近年は、アフィリエイトする商品が、Amazonや楽天、Yahooショッピングといったモールで安く販売されるようになってきています。
お客をアフィリエイトのページに誘導しても購入するのはAmazonや楽天という人が増えてきていますのでアフィリエイターはアフィリエイトする商品の選定にも工夫が必要になります。
このように、個人がアフィリエイトで稼ぐ難易度は非常に高くなってきています。
とはいえ、カテゴリーの選定を間違わず、ユーザーのニーズにマッチしたオリジナリティのあるサイトが作れればまだチャンスがあるビジネスだというのが当サイトの最終的な見解です。
ただ、これらの動向からわかる通り、例えば会社を辞めて専業でアフィリエイトを行うといったやり方はリスクが大きすぎるためやるべきではありません。
アフィリエイトは、サラリーマンの副業、主婦の小遣い稼ぎ、定年後・老後の実益を兼ねた趣味として始めるべきです。
ギャンブルのようなもので、なかなか安定して稼ぐということはできませんが、うまくいけば、個人でも一時的に大きく稼げたり、小遣い稼ぎ程度なら安定して稼げる可能性があります。
これらのことを念頭に置くと、また、現在のGoogleが表示する検索結果の傾向を見ると、これからアフィリエイトを始めるのであれば稼いでいくためのコツがいくつか見えてきます。
当サイトでは、以下の7つのことを提案します。
- カテゴリーや商品選びを間違わない
- コンテンツ重視(オリジナリティのあるサイト作りを心がける)
- 専門性・信頼性を追求する
- 一定量の作業を半年以上継続する
- SEOのやり方を工夫する
- Googleアドセンスを活用する
- SNSやランキングサイトを活用する
一つ一つ詳しく見ていきます。
カテゴリーや商品選びを間違わない
まずは、アフィリエイトのカテゴリー選びです。
SEOアフィリエイトを始める場合、これから進める場合、カテゴリーや商品選びは重要です。
上記でも説明しましたが、これから健康や出会いに関するサイトを立ち上げるのは不利です。
グルメやファション、旅行や学び、WEBサービス、エンタメ、暮らし、ゲームなど、ユーザーのニーズがあり、稼げそうなカテゴリーはまだまだありますので、Googleに故意に順位を落とされないようなカテゴリーを選ぶのが基本です。
そういったカテゴリーの中で、興味のあること、好きなことがあれば、Googleでいくつかのワードで検索をかけてみて下さい。
1ページ目に大手のサイトや公式サイトばかりが表示されていなければチャンスです。
常に需要のあるカテゴリーは、アフィリエイターも選びやすく、その分競争が激しくなるので、逆を張るのもいいかもしれません。
また、商品選びも重要です。
Amazonや楽天などで安く販売されているものはアフィリエイトでは売れなくなってきていますので、これらで安売りしていない商品、または、これらでは販売されていない(できない)サービス・ノウハウなどを取り扱うなどの工夫が必要になります。
勿論、Amazonや楽天のアフィリエイトを利用することも可能ですが、これらのアフィリエイトは数を売らないと利益にならないことを知った上で始める必要があります。
特に近年は大手が進出してきていますので大手が攻めづらい領域を狙うという視点も必要です。
コンテンツ重視(オリジナリティのあるサイト作りを心がける)
近年のGoogleの評価は、コンテンツ重視の傾向が強くなったと言われています。
勿論、これまでもコンテンツは重視されてきましたが、ここ数年は特にその傾向が強くなってきたように感じます。
コンテンツを充実させるためには、1記事の文字数、関連の単語数、関連ページへの内部リンク、サイトのボリュームといったことも重要ですが、特にアフィリエイトの場合はその性質上、気を付けなければならない点があります。
アフィリエイトサイトは、どうしても同じ商品やサービスを扱う関係上、リンク先が同じようなサイト同志の競争になりますので、商品やサービスの説明文が似たり寄ったりになり、先に順位を確保したサイトを追い越せない傾向があります。
これを打破するためには、他のサイトにはない高い専門性と信頼性をもったオリジナリティのあるサイトを構築する必要があります。
検索結果上位の人の記事を見てみると、文章量が豊富で、目新しい情報や体験談、また独自で用意した画像が多いものです。
専門性・権威性・信頼性を追求する
冒頭でも書きましたが、Googleは、サイトの評価基準に、
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness (権威性)
- TrustWorthiness(信頼性)
という項目を採用しています。そしてその傾向は以前より高くなってきています。
つまり、より深く確かな情報をまとめたサイトと認められたものがより上位に表示されやすくなります。重要なのは、より深く確かな情報をまとめたサイトというだけでなく、Googleにそう認められることが重要です。
より深く確かな情報をまとめたサイト
まずは、例えば、より深く確かな情報をまとめたサイトという点ではこのサイトは今のところ反面教師です。
下の図は、当サイトのカテゴリーの部分を切り取った図ですが、年金から住居、資産運用、節約、資格、趣味、美容と健康・・・と、幅が非常に広いです。
これでは、各カテゴリーの専門性・信頼性を高めるのはマンパワー的に至難の業です(多くの人材を持つ組織はこれが可能)。
一人でやるとどれもが中途半端になってしまうのがオチです。
ちなみに当サイトはアフィリエイトは目的としていません。
一人のマンパワーで稼げるようになるためには効率的に記事を書く必要があります。
アフィリエイトで稼ぐことを目的とする場合は、例えば、上図の赤枠の部分、起業や副業、再就職に関する範囲に集中して専門性の高い記事を書き、ビジネスに関する内容を充実させるやり方で勝負するのが正解です。
カテゴリー内の内容を徹底的に掘り下げることで、専門性・信頼性、そして権威性を高めることができ、SEOとしての評価も上がります。
カテゴリーを深く掘り下げるために、細かいサブカテゴリーを作っても構いません。
Googleにより深く確かな情報をまとめたサイトと認められること
アフィリエイトで安定して稼いでいくためにはこれが最大の難関と言えます。
Googleにより深く確かな情報をまとめたサイト、つまり専門性・信頼性・権威性が高いと認められるには、ドメインの価値を高める必要があります。
そしてドメインの価値を高めるためには、外部からの自然な投票(リンク)が必要です。
つまり、有益な記事を書きながら自然と外部からのリンクを増やしていく必要があります。
時間はかかりますが、ドメインの価値を高めないと検索結果の上位に表示するのは困難です。
特に、ニーズの高いビッグワードではその傾向が高くなります。
アフィリエイトは稼げないと言われるのはここに到達するのに時間と労力がかかるためです。
そのためには、一定量の作業をある程度継続し、SEO対策もする必要があります。
一定量の作業を半年以上継続する
アフィリエイトは継続することが大事です。
参入障壁が低いアフィリエイトは、新規参入してくる者も多く、その群衆の中で生き残っていくためには、まずは続けることが重要になります。
アフィリエイトの実態調査でもわかる通り、月に10万円以上稼いでいる人は、1日に3.8時間もの時間をアフィリエイト作業に費やしていることがわかります。
逆に1日の平均作業時間が1時間程度の人は月に1,000円も稼げていません。
1日に3.8時間とはかなり長時間ですので、会社員が副業として取り組むのであれば、帰宅後と土日で時間配分を調整することになります。
目安としては、1日に3~4時間の作業をまずは半年。
例えば記事数の目安としては100といったところです。
勿論、1記事中の文字数も重要です。
最近は、ボリュームのある記事が上位表示しやすい傾向にあります。記事の内容によりますが、最低3,000文字というのを一つの目安にして下さい。
ちなみにこのページは約1万文字です。
記事についても、質・量ともに高い次元が求められるのは先に書いた通りです。
コンテンツ重視の欄で書いたことを念頭に半年で3,000~5,000文字級の記事を100書くことをアフィリエイトを始める時の目標とすれば、半年後には何かしら成果が発見できると思います。
実際、ある程度の質とボリュームのある記事を100記事書くまで続けられるアフィリエイターはごくごく少数です。
半年で100記事というのはあくまでも目安ですが、それなりの記事をそれくらいのペースで書き続けることが重要だということです。
半年で100記事というと週に4記事ペースですので大変な作業ですが、このノルマを達成できれば外部からのリンクもつきやすくなりますし、Googleからも一定の評価が得られ、ライバルから頭一つ抜きん出ることができます。
リスクを分散させるために、いくつものサイトを作り、あれもこれも手を出すといった下手な鉄砲数打ちゃ当たる方式ではもう稼げません。
SEOのやり方を工夫する
SEO対策のやり方ですが、例えば「アフィリエイト」というビッグワードで検索結果の上位を確保できれば大きな売上が期待できますが、その分上位に表示させるのは至難の業です。
運よく検索結果の上位に表示されても、1年間それをキープするのはこれまた至難の業です。
Googleの定期的なアルゴリズムの変更で順位はいとも簡単に変わってしまいます。
そういう時は、ニッチなキーワードを持つ記事(ページ)数を増やして、下位ページからのアクセスを増やすという手法がおすすめです。
例えばこのページでは、「アフィリエイト 終わり」ですね。
ニッチなキーワードで集客した客を離さない。そういうやり方でなければ今後、アフィリエイトで生き残っていくのは難しいでしょう。
今でも多くのアクセスを獲得しているサイトの多くはこの手法を用いています。
また、新しい商品やサービスをいち早くアフィリエイトするというのもライバルが少ないという点でおすすめです。
商品やサービスがすぐに終了するリスクはありますが、競争相手が少なく、検索結果の上位に表示されるという先行利益が得られるためです。
その商品が人気商品、人気サービスになれば大きな収入になる可能性があります。
Googleアドセンスを活用する
アフィリエイトといってもASPと提携してリンクを貼るものばかりではありません。
より確実に稼げる手段としてGoogle Adsenseを活用したアフィリエイトもおすすめです。
Google Adsense(グーグルアドセンス)とは、Googleが提供する無料の広告配信サービスです。
訪問者に合った広告が自動的に表示され、クリックすれば収入が発生しますので確実です。
Googleが用意する広告を貼る訳ですので、広告の表示をGoogleに任せるやり方であれば、広告が多いという理由でGoogleからの評価が落ちるリスクも少なくなります。
Google Adsenseは、いわゆるアフィリエイトリンクを意識した記事を書く必要がなくなるため、記事の品質も高めることができます。
近年は、アフィリエイトで稼ぐことが厳しくなるに伴い、Google Adsenseを中心に、自分の趣味や好きなことに関する記事を書くことに重点を置きながら、おすすめの案件はASPのアフィリエイトをするといったミックスタイプのブログが増えています。
SNSやランキングサイトを活用する
自分の趣味や好きなことに関する記事を書くブログであれば、SEOだけに頼ることなくSNSやブログのランキングサイトを活用してアフィリエイトをすることができます。
特に参加しやすいツイッターを利用して自サイトの誘導する手法は増えています。
ブログのランキングサイトやSNSで人気が出ればアフィリエイト収入にも好影響を及ぼします。
まとめ
以上のように、個人のアフィリエイターを取り巻く環境は年々厳しくなってきており、アフィリエイトで稼ぐことが難しくなってきていることは否めません。
特に個人が安定して稼ぐことは至難の業です。
事実、ここ数年で私の知っている個人のアフィリエイターの殆どが収入が何十分の1かに激減し、15人ほどのグループでやっているベンチャー企業では収入が100倍以上になっています。
ですから、見込みの立たないうちから専業で始めるべきではなく、まずは副業や小遣い稼ぎとして始めて下さい。
この傾向は特に特定のカテゴリーで顕著に表れています。
カテゴリーを変えてやり直せば、おそらくそれなりに稼げるようになるとは思いましたが、そのためには結構な力作業が必要になりますし、書きたくない記事も書かなければならないため、アフィリエイトは止めてこのサイトを立ち上げることにしました。
でなければ、アーリーリタイアした意味もありません。
ちなみに、5年ほど前に作ったアフィリエイトサイトは、3ヵ月に1度くらい商品の内容や価格に変更があった時にメンテするくらいですが、今でも月に20万円ほど稼ぎ続けてくれています。
健康系・恋愛系に直結するカテゴリーではなく、ドメインの運用歴が非常に長くてパワーも強いため、かろうじて生き残っています。
従って、これから個人がアフィリエイトを始める場合は、カテゴリー選びを間違わず、コンテンツ重視で継続することが大前提です。
加えてアフィリエイトのやり方やSEO対策にも創意工夫が必要になります。
近年の環境の変化で、ふるい落とされて脱落しているアフィリエイターも多いと思いますので、チャンスと捉えることもできます。
アフィリエイトに関する古い記事のアドバイスを見てアフィリエイトに取り組むのは勿論のこと、アフィリエイトで簡単に稼げます系の無料メルマガなどに登録してメールを読んでいるうちにクリックして金銭を支払うはめになるなんてことはNGです。
個人がアフィリエイトで稼ぐのは非常に難しくなってきているのは事実ですが、アフィリエイトで稼ぐことができなくなる時代(オワコン)はまだまだ先だと思われますので思う存分頑張って稼いでほしいと思います。
当サイトもできるだけ有益な情報を提供し、副業としてブログやアフィリエイトに取り組む人を応援していきたいと考えています。