自毛植毛による薄毛治療の流れ

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植毛には、自毛植毛と人工毛植毛があります。

ここでは、主流である自毛植毛による薄毛治療の流れを解説します。

細かい流れや内容については、クリニックや個人によって多少の違いはありますが、概ね以下の流れをたどります。

自毛植毛による薄毛治療の流れ

クリニック・医師選び

自毛植毛には、その施術方法としてFUT法FUE法があります。

予めどちらの術式で施術をするか、決めておかなければなりません。

FUT法とFUE法

FUT法とFUE法とは、頭皮からどうやって株(毛包)を採取するか、その方法の違いです。

髪の毛は株(毛包)単位で採取されますが、このやり方には大きく、

  1. 例えば、後頭部から2cm×7cmの長方形を皮膚毎採取して、それから株(毛包)を採取する方法(FUT)。後頭部は上下縫い合わせる
  2. パンチやロボットを使って後頭部から1つ1つの株(毛包)を直接くりぬく方法(FUE)

があります。

株・グラフト

殆どのクリニックはどちらか一方の術式しか行っていませんので、どちらの方法で施術するか、予め決めてクリニック・医師を探す必要があります。

クリニック選び

クリニックはインターネットで探します。

そのクリニックの術式(FUTかFUE)は公式ページに記載されています。

いずれの術式でも植毛の完成度は施術者の技術によって大きく変わってきますので、クリニック(医師)選びは最も重要だと言っても過言であありません。

いいクリニックを探すコツは、やはり実績数と口コミです。

実績数は、医師の多いクリニックでは当然多くなります。

その場合は、その中には腕のいい人とそうでない人がいるかもしれませんので、評判のいい医師を指名できれば、指名するのがおすすめです。

評判のいい医師はネット上の口コミなどで確認できます。

費用も気になると思います。費用と技術が比例する訳ではありませんが、目立って安いところはそれなりのところが多いようです。

特に、ARTASなど、植毛ロボットを用いた植毛は、格安で施術をするところが多いようですが、口コミを調査するとあまり評判はよくないようです。

植毛には繊細で緻密な作業が要求されますので、まだまだ人の手で丁寧に施術する方がより良い仕上がりになることが期待できます。

カウンセリング

植毛をやってみようと決心すると、選んだクリニックのサイトからメールや電話でクリニックに連絡して、カウンセリングの予約を取ることから始まります。

カウンセリングは、通常、完全予約制で料金は無料です。

カウンセリングを予約した日時にクリニックに行くと、個室に通され、頭髪の状況やどういう風にしたいか、予算などが確認され、移植デザインや移植する株数などを決めていきます。

カウンセリングは、専門のカウンセラーが事前にカウンセリングするクリニックもありますが、最終的には医師がカウンセリングを行います。

優秀な医師は、将来起こりうるAGAの影響を加味しながら植毛のデザインを行います。

尚、クリニック内では他の人とは合わないようにプライバシーにも配慮されています。

自毛植毛のカウンセリング

カウンセリング内容に納得がいき、手術を希望する場合は、

  1. 手術の日時
  2. 具体的な手術の手順
  3. 治療費
  4. 手術前と手術後の生活の仕方
  5. 副作用

などを質疑応答したり説明を聞いたりします。

強引に植毛を進めたり、カウンセリング当日にいきなり手術に移ることはありません。

治療費は手術前に前納するのが一般的です。

そして、感染症を防ぐため当日又は日を改めて血液検査が行われます。

遠方の方への配慮

クリニックから遠方に住む方は、カウンセリングをしたり手術をしたりと何度も足を運ぶのは面倒だし、費用もバカになりません。

その場合は、カウンセリングと施術を連続した2日でやってもらうという交渉も可能です。移植する株数が少ない場合は1日で終わらせることも可能かもしれません。

この場合は、自分で血液検査を行っておく必要があります。

こういった対応はクリニックによって変わってくるので要相談です。

自毛植毛手術当日の流れ

予約した日時にクリニックに行くと、植毛のデザイン(毛根を植える場所など)や株数などについて最終確認が行われ、納得したら手術の同意書にサインをします。

そこで、移植する株数の変更などで治療費が不足すれば追加分の治療費を支払います。

そして手術に入りますが、手術を行う間、患者の術中の痛みを和らげるため、手術前に局部麻酔や点滴による麻酔が行われます。

クリニックによっては、精神安定剤や睡眠薬などが併用されるところもあります。

施術中は、眠らされているので痛みは殆ど感じません。

ここでは、FUEによる自毛植毛の流れを解説します。

自毛の採取

自毛植毛は自分の髪の毛を移植しますので、まずは、株(毛包)を後頭部から(場合によっては側頭部からも)採取します。

一般的には株(毛包)が採取しやすいように毛髪はバリカンなどで刈られます。バリカンなどで刈らずにできるやり方もありますが、この場合が一般的に費用が高くなります。

自毛の植え付け

株(毛包)を採取し終えたら、採取した株(毛包)を薄毛の部分に植え付けていきます。

薄毛部分もパリカンなどで刈られている方が施術がやりやすいので仕上がりも良くなる確率が高くなります。都合がつけば丸刈りにして施術することをおすすめします。

施術する時間は、移植する株数や医師・看護師の技術力によって異なります。

植毛手術が終了すると、目が覚まされ、頭部に包帯が巻かれます。

クリニックによってマチマチだと思いますが、感染予防の抗生物質と痛み止め、ミノキシジルとフィナステリドなどの薬が処方されます。

ミノキシジルとフィナステリドはずっと飲み続けるのではなく、植毛した髪の毛の成長を促すためというのが目的です。

しばらく休憩して麻酔や精神安定剤の効果が和らいだら包帯の上から用意したニット帽をかぶりクリニックをあとにします。

自毛植毛後の流れ

植毛後の確認と注意点

通常は、翌日、包帯が外され、シャンプー後、術後確認が行われます。

確認後は再度、包帯がまかれます。

自毛植毛の手術後は髪の毛を頭皮に定着させることが重要です。

激しい運動や飲酒、入浴など、日常生活においてしばらくの間、注意しなければならない点などの説明をしっかり受けます。

状態の最終確認と生活上の注意点を聞いたら自毛植毛の施術は完了です。

ニット帽をかぶれば、包帯していることは殆どわからないと思います。

痛み

通常は、手術の翌日から毛包を採取した部分がチクチクと痛みはじめます。この痛みには個人差がありますが、およそ1~2週間続きます。

毛包を植えた部分の痛みは殆どありません。

痒み

1~2週間ほどすると痛みは和らぎますが、その頃から後頭部に痒みが襲ってきます。

それと同時に、植毛した箇所がらポロポロと瘡蓋が取れ始めます。

瘡蓋の剥がれは、10日間ほどで収まりますが、痒みは1ヶ月以上続く人が多いようです。

抜け毛

重要なことなので医師からの説明がありますが。植えた髪の毛は、2週間ほど経った頃から抜けはじめ、2ヵ月頃をピークに一旦殆どの髪が抜け落ちます

ここで焦る人も多いのですが、それから徐々に髪の毛が生え始め、それからおよそ3~4ヵ月で3cmほどまで伸びてきます。

まとめ

自毛植毛による薄毛治療の流れを解説してきました。

自毛植毛はクリニックや個人によって多少の違いはありますが、概ね以上の流れをたどります。

自毛植毛には、その施術方法としてFUT法FUE法がありますのであらかじめ決めて、それからクリニック(医師)を探します。

植毛の完成度は施術者の技術によって大きく変わってきますので、クリニック(医師)選びは最も重要と言えます。

まずはカウンセリングがありますので、自分の希望や予算をしっかり伝え、手術の内容やその後の経過などの説明をしっかり聞きましょう。

また、自毛植毛の手術後は髪の毛を頭皮に定着させることが重要です。

激しい運動や飲酒、入浴など、日常生活においてしばらくの間、注意しなければならない点などの説明をしっかり受け、クリニックを後にします。

予めニット帽を用意しておけば、包帯を隠すことができます。