国民年金保険料の支払いは2年前納がお得!

国民年金保険料の支払いは2年前納がお得!

令和に入って年金問題が大きくクローズアップされてきています。

2017年度の国民年金保険料の納付率は66.3%。年金への不信感は年々増加していると思われるものの過去最低だった2011年度の58.6%から年々改善しています。

年金は、マクロ経済スライド制で、物価に対して減少していくと考えられているものの、破たんすることはまずありません。やはり支払っておいた方が賢明だと思われます。

公的年金は消費税なども財源となっていますので、年金保険料を支払わなければ、それこそ支払うだけ支払って何も貰えないということになってしまいます。

ここでは、国民年金保険料(厚生年金を除く)を支払っている自営業の人や無職の人であれば誰でもが簡単にできる節約術「前納」を解説しています。

まだ国民年金保険料を前納をしていない人は是非、前納を検討してみて下さい。

国民年金の支払いは2年前納がお得

国民年金保険料の支払いには、先の分までまとめて支払う代わりに支払額が割引になる前納という制度があります。

国民年金保険料の支払い方法には、

・納付書
・クレジットカード
・口座振替

が利用でき、通常の

・翌月末振替のほかに、

・当月末振替(早割)
・6ヶ月前納
・1年前納
・2年前納

といった支払い方が選択できます。

そして、当月末振替(早割)から2年分前納には割引が適用されます。

前納による割引額

下記の前納による割引額は、令和元年の国民年金保険料(16,410円)を口座振替で支払ったケースで計算したものです。年度によって金額は少し変わってきますので目安としてお考え下さい。

当月末振替(早割)の場合

当月末振替(早割)は、口座振替時のみに適用されます。

納付期限である翌月末ではなく、当月末に引き落とすよう指定して支払う方法です。

納付額は、16,410円が16,360円となり、年間600円(月額50円)の割引となります。

納付期限より1ヶ月早く口座振替されるだけで年間600円割引されます。

これであれば、1年分、2年分を納付できる余裕の無い人でも手続き一つで簡単に節約可能です。

6ヶ月前納

6ヶ月前納の場合は、

納付額は、98,460円が97,340円となり、年間2,240円(半年で1,120円)の割引となります。

1年前納

1年前納(口座振替)の場合は、

納付額は、196,920円が192,790円となり、年間4,130円の割引となります。

2年前納

2年(平成31年4月分から令和3年3月分)前納(口座振替)の場合は、

納付額は、395,400円が379,640円となり、2年間で15,760円の割引となります。

各支払額を2年という期間に合わせて比較すると以下のようになります。

2年でお得になる金額
当月末振替(早割)6ヶ月前納1年前納2年前納
1,200円4,480円8,260円15,760円

このように、国民年金保険料は、2年分前納できれば、ほぼ1ヶ月分が無料になり非常にお得になります。

尚、納付書(現金)及びクレジットカードの場合は、割引額が少し少なくなります。例えばクレジットカードで2年前納の場合の割引額は14,520円となります。

最もお得なのは、口座振替又はクレジットカードで2年前納

平成29年4月より、これまでの口座振替に加え、新たに納付書(現金)とクレジットカードによる2年前納が可能になりました。

2年前納の場合の割引額は、上記のように口座振替が最もお得ですが、クレジットカードにはポイント還元がありますので、それを考慮するとクレジットカード決済もおすすめです。

2年前納では、38万円程度の金額を決済しますので、0.5%のポイント還元としても2,000ポイント(円)近くになり、口座振替のお得感を上回る場合もあります。

但し、高額ですので限度額オーバーとならないように注意しなければなりません。

国民年金前納の申し込み方法

国民年金保険料前納の申し込みは、預貯金口座を持っている金融機関または年金事務所(郵送も可)へ「国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書」を提出することで行います。

また、クレジットカード決済を希望する場合は、「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」に必要事項を記入の上、年金事務所(郵送も可)へ提出することで行います。

「国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書」及び「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」は、ネットからダウンロードすることができます。

参考:国民年金保険料に関する手続き

尚、1年前納と2年前納は、2月末日までに申し込む必要があります。

4月末に4月から該当期間の前納分が口座から引き落とされ、以降は再度変更するまで同じ前納の仕方で支払うことになります。

確定申告の取扱い

国民年金保険料は、確定申告では、社会保険料控除の対象となります。

2年前納した保険料の社会保険料控除については、
・全額を納めた年に控除する方法
・各年分の保険料に相当する額を各年に控除する方法
のいずれか一方を選択して申告します。

年をまたぐことになりますので3年にわたって分割することになります。

各年分の保険料に相当する額を各年に控除する場合は、3回に分けて納付できるよう3つの金額が記載された控除証明書が送られてきますので該当年度分を切り取って申請します。

実際の国民年金保険料の控除証明書

国民年金保険料の控除証明書

尚、前納は国民年金加入者のみが対象です。

厚生年金に加入しているサラリーマンなどは対象外です。

また、近いうちに厚生年金に加入する予定がある人は、修正申告等の手続きが面倒になる場合があるので前納はおすすめできません。

まとめ

どうせ支払わなければならない国民年金保険料であれば、安い方がいいに決まっています。

そんな時に迷わずおすすめなのが、2年前納です。

最初に手続きを行えば、2年間で1万5,000円ほどの節約になります。

支払う余裕があれば是非活用してほしい節約術です。

 

関連記事

令和元年の6月に金融庁がまとめた「高齢社会における資産形成・管理」の報告書で、夫が65歳以上、妻が60歳以上の夫婦のみの無職の世帯では残りの人生が20年(85歳)から30年(95歳)とすると公的年金だけでは1,300万円から2,000万円が[…]

公的年金だけでは不足する老後のお金を準備するためにできる具体的なこと