ロリポップのライトプランとカラフルボックスのBOX1プランの比較

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比較的リーズナブルな価格で安定したサーバーをレンタルしたいと考えた時、ロリポップのライトプランカラフルボックスのBOX1プランは選択肢の一つとなります。

両者とも安定したサーバーをひと月ワンコインでレンタルできます。

ここでは、月額ワンコインでレンタルできるロリポップのライトプランとカラフルボックスのBOX1プランを比較。どちらをレンタルするかの判断材料を記してみたいと思います。

どちらのサーバーも使ったことがある管理人自身の実体験から比較していますのでレンタルサーバー選びの参考にして頂ければと思います。

尚、最後にも書いていますが、2年、3年といった長期契約が可能であれば、一つ上のベーシックプラン(旧ハイスピードプラン)が断然おすすめです。

例えば、3年契約であれば、より高機能のベーシックプランでも月額550円でサーバーをレンタルできます。

ロリポップとカラフルボックスの比較

まずは、ロリポップのライトプランとカラフルボックスのBOX1のスペックや料金を見てみます。

ロリポップの公式サイト

カラフルボックスの公式サイト

レンタルサーバー ロリポップ カラフルボックス
プラン ライトプラン BOX1
容量 200GB 150GB
使用ディスク SSD SSD
CPU 非公開 Intel Xeon 28コア
メモリ 非公開 2GB
OS Linux(CentOS) CloudLinux
サーバーソフト Apache LiteSpeed
転送量目安
(月単位)
無制限 6TB/月
RAID構成 RAID10 + RAID50 RAID10
HTTP/2
WordPress
(MySQL)
1
簡単インストールあり
無制限
簡単インストールあり
マルチドメイン 100 無制限
サブドメイン ドメイン毎に300 無制限
独自SSL
(無料)
セキュリティ対策 海外アタックガード
WAF
Imunify360
自動バックアップ オプション ○(過去14日間)
サポート メール・チャット メール・チャット
初期費用 無料 3ヶ月契約以上で無料
月額費用 12ヶ月契約:418円
36ヶ月契約:220円
12ヶ月契約:638円
36ヶ月契約:528円
試用期間 10日間 30日間
会社名 GMOペパボ株式会社 株式会社カラフルラボ

価格は税込みです。

サーバーのレンタル料金やその他のサービスは、キャンペーンで変更になる場合があります。

キャンペーンは突然開始されますので最新情報は必ず公式サイトで確認して下さい。

主要な項目をピックアップし、詳しく解説していきます。

クラウド型サーバーでカラフルボックスのサーバーが安定

ロリポップのような共用サーバーでは、CPUやメモリを他のユーザーと共用しますので他のユーザーがCPUやメモリを多く使用してしまうと自分の運用するサイトに影響が出ます(但し、24時間監視体制有り)。

しかし、クラウド型のレンタルサーバーのカラフルボックスは、契約者ごとにリソースの割当が決まっているため、他のユーザーの影響でパフォーマンスが落ちる確率が低くなります。

このため、カラフルボックスのサーバーが安定した稼働が期待できますが、両者を数年間使用してみた感想としては同等。両者とも安定稼働して不満の出るものではありませんでした

容量

ホームページや画像を格納する容量については、どちらも150GB、200GBと大容量です。

ちなみに、当サイトは、WordPressをインストールして、350ほどの記事を書いている時点でおよそ900MB(0.9GB)の容量を使っています。

この中にはバックアップデータも含まれています。

計算上は、4.5万ページ以上大丈夫ということになりますので殆どの人は問題ないでしょう。

使用ディスク

使用ディスクには、HDDSSDがあります。

HDDは、データを記録する円盤型の磁気装置が複数入っていて、磁気ヘッドで書き込み・読み出しをする仕組みになっているものです。

ロリポップの採用するHDD

これに対して、ロリポップやカラフルボックスの採用するSSDは、USBメモリーのように半導体素子メモリを使ったものです。

SSDは、HDDより読み書き速度が圧倒的に速い上、衝撃にも強く、データの消失、動作不良といったトラブルも非常に少なくなります。

転送量

転送量とは、サーバーとパソコンやスマホの間を行き来するデータ量のことです。

通常は、上限を持たせてその上限を超えると通信に制限がかけられます。

画像を多用しない普通のページであれば、そのデータ量はせいぜい1~3MBです。

ロリポップのライトプランの転送量は無制限。カラフルボックスのBOX1の転送量は月に6TBと充分です。月に6TBというと200GB/日。例えば、2MB程度のページであれば理論上10万PVまで大丈夫ということですので月に換算すると300万PVまで大丈夫ということです。

実際は画像をアップしたり、データをダウンロードしたり、またバックアップするデータ量も含まれますのでPVの回数制限は少なくなります。

また、カラフルボックスBOX1の「月に6TB(テラ)」という制限は、1日に換算すると200GBですが、この仕様は、何かの拍子で1日にアクセスが集中して例えば300GBになったとしても月で6TB以内であれば制限がかからないという仕様です。

また、クラウド型サーバーのカラフルボックスは、アクセス数が許容を超えても、簡単にリアルタイムで上位(下位へも可)へのプランへ変更ができるというメリットがあります。

サーバーソフト

WEBサーバーソフトの種類には、

  1. Apache(アパッチ)
  2. nginx(エンジンエックス)
  3. LiteSpeed

などがあります。

これらは、私たちがネットで情報を閲覧したり動画やSNSを利用したりする場合に必要なソフトですが、そのソフトの種類によってサーバーの処理速度が変わってきます。

カラフルボックスで採用しているLiteSpeedは、ロリポップで採用しているApacheよりも高速表示を実現するWEBサーバーソフトです。

WordPressのベンチマークでは、LiteSpeedは、Apacheに対して約3倍速く、Nginxよりも速いという結果が出ています。

MySQL

WordPressを使ってブログを書く場合、PHPというプログラミング言語を動作させるために、サーバー側にMySQLというデータベースが必要になります。

基本的には、1つのMySQLで1つのWordPressが動作しますので、1つのレンタルサーバーで複数のブログ(WordPress)を持ちたい場合は、複数のMySQLが必要になります。

ロリポップのライトプランは1、カラフルボックスのBOX1は無制限です。従って、ロリポップは1つのサイトをじっくり運用する場合に、カラフルボックスでは複数のサイトを運用するのに向いています。

WordPress簡単インストール機能

ロリポップもカラフルボックスもWordPressを簡単にインストールできる機能を持っています。

管理画面から「WordPress簡単インストール」に遷移し、必要事項を入力してインストールを開始すればインストールができますが、管理画面の性質上、ロリポップの方が操作は簡単です。

マルチドメイン・サブドメイン

マルチドメイン(複数のドメイン)の数とは、一つのサーバーで稼働させることができるドメインの数です。

サブドメインの数とは、ドメイン「○○○.com」の前に文字列を挿入し、「△△△.○○○.com」のようにしてドメインを区分けできる数です。

無制限とか100、500といった数字が並びますが、個人で100、500といったドメイン、サブドメインを使う人がいったいどれだけいるでしょうか。

このあたりの数字は容量と同じで比較してもあまり意味がありません。

独自SSL(無料)

SSLとは、セキュリティ対策としてインターネット上でサーバーとユーザ間を行き来するデータを暗号化する技術で、サイトの信頼性を保証するための施策です。

GoogleがSSL化したサイトを推奨するとアナウンスしたこともあり、SEO対策としてSSL化したサイトが増加。今や常識となりつつあります。

レンタルサーバー業者もSSL化を無料で可能とするところが増えてきました。

ロリポップもカラフルボックスも無料でSSL化が可能です。

SSL化すると、サイトの URLが「http://」から「https://」に変わり、「保護されていない通信」という表示が消えます。

セキュリティ対策

カラフルボックスは、次世代セキュリティソリューション「Imunify360」を導入し、不正アクセスや情報流出などを防ぐためのセキュリティ対策も万全に整えています。

WAF/IPS/IDSにも対応し、ファイアーウォール、マルウェア・改ざん検知、改ざん事前防止といったセキュリティツールを標準で利用できます。

ロリポップは、ウェブサイトに対するクロスサイトスクリプティングやSQLインジェクションなどの攻撃を自動的にブロックするWAFや海外IPアドレスからの特定のアクセスを制限し、サイト乗っ取りなどの不正アクセスを防止する海外アタックガードを標準装備しています。

バックアップ

カラフルボックスは、過去14日間の地域別バックアップを無料で提供しています。

離れた地域にバックアップすることで、災害などのリスクに備えることができます。

ロリポップのライトプランは、バックアップは有償オプションになります。

お試し期間

カラフルボックスは、30日間の無料お試し期間が、ロリポップは、10日間の無料お試し期間が用意されています。

無料お試し期間中にサイト運営で必要な様々な動作確認をしっかり確認できます。

お試し期間中色々使ってみて納得できなければ契約しないという選択も可能です。

サポート

カラフルボックスのBOX1はメールやチケット、チャットによるサポートがありますが、原則として土日はお休みとなります。

ロリポップのライトプランも、メールとチャットによるサポートがついていますが、土日祝と指定日はお休みとなります。

サポート カラフルボックス ロリポップ
メール 24時間受付 24時間受付
チケット 個別対応フォーラム
チャット 平日9:30~17:30 平日9:30〜13:00 14:00〜17:30
(土日祝日と指定日は利用不可)
電話 契約や料金に関する
相談は可能

レンタルサーバー費用

費用については、

  • ロリポップのライトプランでは、12ヶ月の契約で月額352円
  • カラフルボックスのBOX1では、12ヶ月契約で月額638円(3ヵ月以上の契約で初期費用なし)

と、初期費用・月額費用を考慮するとロリポップが安くなります。

特にロリポップのライトプランでは、36ヵ月契約で220円。圧倒的な屋宇佐となります。

但し、両者ともキャンペーンを実施して価格が変更になっている場合がありますので契約する際は必ず公式サイトを確認して下さい。

実際にロリポップのライトプランを使ってみた感想

ロリポップは、一通りの機能を保有しながら比較的リーズナブルとあって特に初心者には人気の高いレンタルサーバーです。

ワードプレスが使えるようになるライトプランは月額220円からとあって、現在、ロリポップのライトプランでブログやサイトを運営している方も多いと思います。

実は、筆者も、2018年までこのサイトとは別の個人用ブログサイトを、ロリポップのライトプランやスタンダードプランを利用して運用していました。

ロリポップの料金別サービス

2014年当時からブログやサイトの構築にはワードプレスを使用していましたので最初はリーズナブルなライトプランからスタート。

しかし、ワードプレスに色々な機能を追加したり文章量や画像が大きくなる毎にページの表示速度やワードプレス管理画面の切り替え速度などに不満がでるように。

他のサーバーに引っ越しするのも面倒だったので、思い切って料金が倍になるスタンダードプランへ変更しました。当時は、WordPressの欄に「高速」という文言が入っていたのはスタンダードプランだけでした。

当時はまだストレージはSSDではありませんでしたし、CPUのコア数も少なかったのですが、確かに運用するサイトの表示速度は少し速くなりました。

サーバーの障害も非常に少なく安定しており、マニュアルもサポートも充実していたため特に大きな不満はありませんでした。

しかし、同時期に他のサイトでエックスサーバーを契約して使ってみると目からうろこ!

ワードプレスで記事を書いてプレビューさせたり保存したり、また様々な機能を使う時の動作の速度は圧倒的な差がありました。

しかも、記事を書いたりプレビューしたりする作業もレンタルサーバー上で動作していますので頻繁に作業している時は通常のページの表示速度にも影響を及ぼしてしまいかねません。

ロリポップでは、途中、モジュール版PHPやコンテンツキャッシュ機能も導入されたりしましたが、それでもエックスサーバーのスピードには遠く及びませんでした。

IP分散も考えたいため同じエックスサーバーに移行するかどうか悩んでました。

そんなときに現れたのがカラフルボックスです。

カラフルボックスのBOX1を使ってみた感想

カラフルボックス

カラフルボックスは2018年7月に新しくサービスを開始したクラウド型レンタルサーバーです。

最新技術をふんだんに取り入れています。

サービスを提供開始して日が浅い点は多少不安でしたが、お試し期間が約1ヶ月ありましたのでその期間、様々なテストを行い動作を確認。

安定性もスピードも問題なかったため思い切って乗り換えることにしました。

プランは一番下位のBOX1というプランです。

2018年の秋に個人用ブログをロリポップからカラフルボックスに乗り換えましたが、2年近くの間で、サーバーがアクセスしずらくなった障害は深夜と日中に3時間ほどあっただけです。

ロリポップのスタンダードプランと比較して、ホームページの表示速度もそうですが、ワードプレス操作のレスポンスも速くなり作業効率が上がりました

尚、ロリポップは私がカラフルボックスに移った後、ストレージをSSDに変更し、メモリやCPUのコア数をレベルアップさせています。カラフルボックスのBOX1はCPUやメモリが少し弱いので今はロリポップのスタンダードプランの方が速いかもしれません。

カラフルボックスのBOX1を実際に使ってみての評価や評判は以下に詳しく解説していますので、参考にして頂けたらと思います。

ロリポップのライトプランとカラフルボックスのBOX1プランの比較 まとめ

ロリポップのライトプランとカラフルボックスのBOX1プランを比較すると2019年まではカラフルボックスが優位でしたが、その後、ロリポップがスペックを大幅にアップさせてからはさほど変わりはないと思います。

どちらも月額ワンコインで、そこそこ速く安定したサーバーをレンタルできますのでコスパ的にもおすすめです。

それぞれ、以下のメリット・デメリットがありますので、これらを参考にサーバーを選んで頂けたらと思います。

サーバー メリット デメリット
ロリポップ
(ライトプラン)
・運用実績が長い
・価格が安い
・WordPressは1つまで
・試用期間が10日間
・自動バックアップはオプション
カラフルボックス
(BOX1)
・クラウド型サーバーでリアルタイムにプランの変更が可能
・試用期間が30日間
・自動バックアップ対応
・CPUとメモリが少ない
・運用実績が比較的短い

尚、カラフルボックスは、「WordPress移行の代行サービス」や「あんしんスタートサービス」などのオプションを提供しています。

ロリポップのライトプランであればロリポップのベーシックプランがおすすめ

以上のようにロリポップのライトプランとカラフルボックスのBOX1プランはスペックがほぼ同等で甲乙つけがたいサーバーです。

しかし、実は、この記事を書いた後に、ロリポップのハイスピードプラン(ライトプランの上位プラン)がスペックを強化して大幅な価格変更を行いました。

36ヵ月契約であれば月額550円でレンタルできます。

ロリポップのハイスピードプランは、現在はベーシックプランと名称を変更し、WebサーバーソフトがLiteSpeedになり、容量400GB、転送量無制限とスペックもカラフルボックスのBOX1を大きく上回ります。

ロリポップのベーシックプランは非常にお得なプランで、WordPressにおすすめのサーバーとしても紹介していますので是非検討してみて下さい。

ロリポップの公式サイト

カラフルボックスの公式サイト

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