少子高齢化・人口減少。今のまま会社だけに頼りっきりで生きていくと、老後は豊かな生活どころか、普通の生活を送ることすらできなくなるかもしれません。
そんな中、近年は、働き方改革で副業を解禁する企業も増えてきており、特に新型コロナウイルスの影響もあり、家に居ながらしてできる副業に関心が集まっています。
そして、その副業の中でも人気があるのがWEBデザインの副業です。
手に職がつけられそうですし、パソコン1台あれば、いつでもどこでもできるとあって、会社員や専業主婦、また、学生の方の副業として人気があります。
勿論、将来は本業として起業することもできます。
このページに訪問して頂いた方の中にも、空いた時間にできる副業を探しているけど、
- WEBデザイナーというのはどういうものだろうか?
- 専門知識のない初心者でも始めることができるのだろうか?
- 収入はどれくらい期待できるのだろうか?
- どうやって始めたらいいのだろうか?
など疑問に思っている人もいると思います。
そこで、ここでは、これらの疑問に答え、また、初心者の方でも比較的簡単にWEBデザインの仕事が始められる方法を解説しています。
副業を始めておけば、将来、社畜から脱却し、起業してフリーランスとして働くことも可能になるかもしれません。定年後も収入源を確保できるかもしれません。
そのためには、まずは一歩踏み出して始めることが大切です。
WEBデザイナーとは?
WEBデザイナーは、クライアントからの依頼を受けてWEBサイトを作る職業です。
Webデザイナーになるために、特別な資格は必要ありません。
未経験者でも仕事を始めることができます。
デザイナーと言うくらいですから、ただホームページを作るだけでなく、サイトの構成を考えながら美しいデザインで作ることが求められますが、WEBデザインの場合は、創造的・独創的なデザインが求められることは殆どありませんので、そんなに神経質に考える必要はありません。
特にここで紹介するやり方は、予めデザインされたテンプレートを使ってWEBサイトを作りますので、さほどデザインセンスのない方でも取り組むことができます。
WEBデザイナーのメリットとデメリット
WEBデザイナーのメリット
WEBデザイナーには様々なメリットがあります。
- 学歴・資格が不要
- 初期投資やランニングコストが少額で済む
- パソコンとインターネット環境があれば初心者でも比較的簡単に始められる
- パソコン1台あれば時間と場所を選ばずに働ける(在宅ワーク・ワーケーションも可)
- 一人で働ける(社内の煩わしい人間関係がない)
- 起業ができる
- 成果物が残る
- リスクが少ない(失敗しても借金を背負うといったことはない)
- やり方次第で稼げる
などがそうです。
特に、初期投資やランニングコストが少額で済み、会社員のように通勤や煩わしい人間関係もなく、在宅やリモートで自分のペースで自由に進められる点がWEBデザイナーの魅力です。
WEBデザイナーのデメリット
一方、WEBデザイナーにはデメリットもあります。
- レンタルサーバー・ドメインの知識やWEB作成ツールを扱うスキルが必要
- 自己管理・健康管理に注意しなければならない
- 顧客に振り回されることがある
- 一定額以上の収入が発生すれば確定申告を自分でしなければならない
といったことがそうです。
WEBサイトを作れるようになるには、簡単とはいえ、サーバーをレンタルし、ドメインを取得、そしてWEB作成ツール(WordPress等)を使いこなせるといったスキルが必要になります。
全くの素人であれば、最初はさっぱりわからないと思いますが、調べながら進めていけば、サーバーをレンタルし、ドメインを取得するのは半日もあれば、WEB作成ツール(WordPress等)を使いこなせるようになるには1~2ヵ月もあればできるようになります。
これらはスキルというほど難しいものではありません。
また、管理する人がそばにいないので、自己管理や健康管理に関しても注意する必要がありますし、わがままな顧客にも真摯に対応しなければなりません。
さらに、副業の収入(収入から経費を差し引いた利益)が20万円を超える場合は、自分で確定申告をする必要があります。
副業でWEBデザイナーとしての働く方法
副業でWEBデザイナーとして働く方法は大きく2種類あります。
- 一つは、プログラミング言語を習得しクラウドソーシングなどを利用して仕事を請け負うやり方
- もう一つは、ホームページを作成するツール(WordPress)の扱い方を習得してインターネットなどで仕事を請け負うやり方です
どちらの働き方を選択するかで将来の働き方は大きく変わってきます。
ここでは、②のホームページを作成するツールの扱い方を習得してインターネットなどで仕事を請け負うやり方を推奨していますが、二つの簡単な違いを説明します。
プログラミング言語を習得しクラウドソーシングなどを利用して仕事を請け負うやり方
クラウドソーシングなどを利用して仕事を請け負うやり方は、クライアントの要望に応えるべく相応のスキルを身につけるため、スクールなどでhtmlやcss、JavaScript、phpといったプログラミング言語を習得する必要があります。
プログラミング言語 | プログラムの役割 |
---|---|
htmlとcss | Webサイト制作のベースとなる必要不可欠な言語 |
JavaScript | スライドショーなど様々な動的表現を可能とする言語 |
php | WEBサイトの仕組みを司る言語。決済システムや掲示板、問い合わせなどの仕組み作りで必要になります |
他にも、ロゴやアイコンの制作のためPhotoShopやIllustratorなどを習得することもあります。
これらの専門知識の習得には時間と費用がかかりますが、これらの専門知識が有れば、クライアントの要望に、より細かく柔軟に対応できるようになりますし、WEBデザイナーとして就職・転職をする際も有利になります。
尚、クラウドソーシングとは、仕事を依頼したい人と仕事を受けたい人がインターネット上で直接繋がり、両者の希望条件がマッチングすると発注・受注が成立する仕事スタイルです。
近年は、クラウドソーシングを利用して副業を始める人が増えています。
ホームページを作成するツールの扱い方を習得しネットなどで仕事を請け負うやり方
一方で、ホームページを作成するツールであるWordPressとWordPressテーマの使い方をマスターして、ホームページの作成を請け負うというやり方もあります。
近年は、個人ブログも店舗や企業のホームページも殆どがWordPressとWordPressテーマを使って作られています。
従って、これらを使うノウハウを習得してホームページの作成を請け負うやり方の方が無駄がなく効率的と言えます。
ホームページ作成会社に依頼すれば数十万から数百万円かかるサイトをWordPressテーマを手に入れることで数万円程度で作れるようになります。
しかもこのやり方であれば、専門知識を有しない初心者でも短期間でWEBデザイナーとして活動することができるようになります。
実際、既にWEBデザイナーの仕事は、プログラムを組んで高額の料金を請求するやり方よりも、リーズナブルな料金で請け負ってWordPress+WordPressテーマで作成するというやり方の方が主流になってきています。
そういう訳で、このページでは②のやり方を推奨し、以降は、WordPressとWordPressテーマの使い方をマスターして仕事を請け負うWEBデザイナーを前提に解説していきます。
WEBデザイナーの仕事の流れ
WEBデザイナーの仕事は、基本的には、
- 仕事の受注
- 顧客からヒアリング
- 仕様書を受けるか企画書を作成して提案
- WEBサイトを作成
- 納品
- 保守
といった流れになります。
ホームページを作成するツールでWEBサイトを作るやり方であれば、営業用として作った自分のホームページに記載した自分ができる範囲内で仕事を請け負うことができます。
つまり、こういWEBサイトが出来上がります、といったやり方です。
クライアントと出来上がりのイメージを共有し、納得してもらったら、WEBサイトの作成に取り掛かります。
尚、WEBサイトの作成の作業の中には、場合によってはサーバーをレンタルしたり、希望のドメインを取得したり、また、WEBサイト用の画像を撮影したりする作業も含まれます。
そして、納品後はWEBサイトの更新や修正などの保守も行う場合があります。
副業でどれくらいの収入が期待できるか?
副業でどれくらいの収入が期待できるかは、やり方次第ですが、個人的な感想としては、ブログやアフィリエイトより短期間で安定して稼げるようになりますし、高収入も期待できます。
ブログやアフィリエイトであれば、1年間毎日記事を書き続けても月に1万円稼げないことは珍しいことではありません。
例え、うまく稼げるようになったとしても、気まぐれなGoogleのアルゴリズム変更で収入がゼロに戻るということも日常茶飯事です。
その点、WEBデザイナーであれば、月に1件受注すれば数万円~、作成後のメンテなども受注すれば、少しづつ収入は増えていき、慣れてくれば仕事やサービスの幅も広げていけます。
例えば副業で始めれば、半年後に1件受注して月収5万円というのが一つの目安です。
やり方や副業に割ける時間によっては、10万円、20万円といった収入も可能ですし、そうなってくると副業から専業(起業)という道も見えてきます。
Googleの検索結果にあまり依存しなくて済みますので安定した収入が見込めます。
初心者が副業でWEBデザイナーを始める方法
それでは、初心者が副業でWEBデザイナーを始める方法を具体的に解説していきます。
専門知識のない初心者でもWEBデザイナーを副業として始めることができるのか?
魅力のある「WEBデザイナー」という職業ですが、本当に専門知識のない初心者でも始めることができるのでしょうか?最も気になる点だと思います。
これについては、できますと答えられます。
というのも、私自身、専門知識はありませんが、実際に有償で10サイトほどWordPress+WordPressテーマを使ってWEBサイトを作成したことがあるからです。
例えば、このサイトもTHE THORというWordPressテーマを使用して作っていますが、色やデザイン、どこに何を表示するといったものを選択していくだけでWEBサイトが出来上がります。
よほど変わった要望がない限り、htmlやcss、JavaScript、phpといったプログラミング言語の知識がなくてもどのようなWEBサイトにも仕上げられます。
このやり方であれば、本業のあるサラリーマンや専業主婦・子育て中の主婦の方、学生さんでも、2~3ヵ月もあれば副業として始めることができます。
初心者が副業でWEBデザイナーを始めるために必要な作業項目
副業でWEBデザイナーを始めるには、
- 作業環境(パソコン・インターネット環境)を準備する
- サーバーをレンタルし、希望のドメインを取得、WordPressをインストールする
- WordPressの使い方をマスターする
- WordPressテーマを購入し、使い方をマスターする
- WordPressテーマの特別ライセンス契約を締結し、第三者のWEBサイトを作成できる権利を得る
- 営業用ホームページを作成して受注を開始する
- 受注したらWEBサイトの作成に取り組む
といった作業や契約が必要になります。
①②③④は何のネットでビジネスを始める場合も必須で、⑤⑥⑦はWEBデザインの仕事を請け負うビジネスを行うために必要なことです。
計画・スケジュールを立てる
やるべき作業を把握したら計画とスケジュールを立てます。
計画・スケジュールの簡単な例
作業項目 | 時間 | 費用目安 | 備考 |
---|---|---|---|
作用環境の準備 | – | プロバイダ PC 画像編集ソフト |
インターネット環境とPC、画像編集ソフトの準備 |
サーバーレンタル 希望のドメインを取得 WordPressをインストール |
5時間 | 年間 1~1.5万円前後 |
最近はサーバーをレンタルすると、希望のドメインを取得し、WordPressをインストールするサービスを行う業者が増えています |
WordPressの使い方を学習 | 20時間 | – | WordPressの管理画面を理解して基本操作ができるようになる 以上は、学生や主婦、シニアの方も普通にやっています |
特別ライセンス契約が締結 できるWordPressテーマを 購入し 使いこなせるようになる |
65時間 | 1万円 ~ 4万円程度 |
機能が多いものは設定項目も多くなります。トライ&エラーで学習してまずは個人用ブログを作りながら学習します |
WordPressテーマの 特別ライセンス契約を締結 |
– | 2万円 ~ 3.3万円程度 |
第三者のHPを作成できる権利を得る DIVER(20,000円) THE THOR(33,000円) TCD(30,000円) |
営業用ホームページを作成 | 30時間 | – | 練習を兼ねて凝ったものを作ってみます |
合 計 | 120時間 | 5万円 ~ 9万円程度 |
時間と費用は個人差もあり、目安です。
副業で始める場合、ビジネスを立ち上げるまでに合計120時間必要ということであれば、1日に平均2時間を作業に費やすと60日、およそ2ヵ月でビジネスを開始できます。
休みの日に集中してやればもっと早く開始できるでしょう。
さらにドメインとサーバーを準備し、WordPressが使える人であれば期間はもっと短くなります。
費用も目安ですが、これくらいの投資で始められるビジネスはそうはありません。初期投資やランニングコストが少なくて済むのがネットビジネスの特権です。
一つ一つの作業について説明していきます。
作業環境(パソコン・インターネット環境)を整備
副業でWEBデザイナーを始めるには、作業できる環境として、
- インターネット環境
- パソコン(WindowsまたはMac)
- 画像編集用ソフト
が必要です。
地域の仕事を受注し、会って打ち合わせをする必要がある場合は、これにカメラ(スマホ)やノートパソコンが必要になります。
インターネット環境
インターネット環境とは説明をするまでもなくインターネットができる環境です。
WordPressを使ってWEBサイトを作成する場合は、インターネット環境が必要です。
現在、インターネット環境が無ければ、プロバイダと契約するなりして自宅でインターネットができる環境にする必要があります。
パソコン(WindowsまたはMac)
WEBデザインの仕事は画像をよく編集しますのでパソコンはメモリが8GB以上ある比較的高性能のパソコンを、レンタルするサーバーも高速のものをおすすめします。
その方が、WordPressでの作業や画像の編集作業などがはかどります。
パソコンは、できれば疲れないデスクトップ型を。
10万円も出せば高性能のものが手に入ります。
画像編集用ソフト
WEBデザインに画像はつきものです。
画像をある程度自在に編集できるようになるためには画像編集ソフトが必要です。
画像編集用ソフトは、ネット上にフリーのソフトも沢山ありますので適当なものを選びます。
ちなみに、私がWEBサイトやブログを作るときは、ウェブアートデザイナーという画像編集ソフトを使用しています。
ウェブアートデザイナーは、ジャストシステムのホームページビルダーというホームページ作成ソフト(有料)に付属でついているソフトです。
PhotoShopなどよりも圧倒的に使いやすく画像編集の初心者でも短時間で使いこなせるようになりますのでおすすめです。
在宅ワークに必要なパソコンのスペックは下の記事でまとめていますので参考にして下さい。
サーバーをレンタル・ドメインの取得・WordPressをインストールする
これらの作業は、もはや老若男女、初心者でもできる作業です。
サーバーとは、例えばブログの記事データや画像、また、WordPressなどのソフトを保存しておく場所のことで、ドメインとは、URL(例えばこのサイトでは、tukaeru.netです)のことです。
WordPress(ワードプレス)とは、ブログサイトやWEBサイトを作るためのツールとして開発された無料のソフトウェアで、誰でも無料でインストールして使えます。
最近では、サーバーをレンタルする際に、同時にドメインを取得し、WordPressのインストールまでやってくれる業者が増えています。
20分とかからないで全て自動的にやってくれますので難しいことではありません。
サーバーは、月に1,000円も出せば高機能のものがレンタルできますし、ドメインも年額1,000円くらいですので初期費用もランニングコストもさほどかかりません。
おすすめのレンタルサーバーをレンタルし、希望のドメインを取得してWordPressをインストールする手順は下の記事でまとめています。
WordPressの使い方をマスターする
下の画像がWordPressの管理画面です。
左のメニューの一つ一つが何をする項目かを理解し、設定ができるようになる必要があります。
特別ライセンス契約が締結できるWordPressテーマを購入し使いこなせるようになる
サーバーとドメインを用意し、WordPressをインストールしたら、特別ライセンス契約が締結できるWordPressテーマを購入し、使いこなせるようになる必要があります。
WordPressテーマとは?
WordPressテーマとは、ブログやWEBサイトの見た目のデザインやサイト全体の構成、表示される機能や使い勝手などを担うテンプレートのようなものです。
有料と無料のものがありますが、基本的にはデザイン性や機能は有料のものが優れています。
WordPressとWordPressテーマとがペアでブログやWEBサイトを構成します。
従って、WordPress+WordPressテーマの使い方を学習すれば、難しい専門知識がなくてもWEBサイトを簡単に作成することができます。
細かい部分も慣れてくると、ネットで調べたりして、自然と対応できるようになるものです。
特別ライセンス契約とは?
一般的に有料のWordPressテーマは、購入した本人が使用することしか認めていません。
しかし、WordPressテーマの中には、特別ライセンス契約を締結すれば、そのテーマを使って第三者から依頼されたWEBサイトの作成を請け負うことを認めているものがあります。
WEBデザイナーは、WordPressテーマを使ってWEBデザインの仕事を行いますので、特別ライセンスが締結できるWordPressテーマを購入する必要があります。
特別ライセンスが締結できるWordPressテーマを購入する
購入にあたっては、商売道具になりますので、優れたWordPressテーマ選びが非常に重要です。
特別ライセンス契約が締結できるWordPressテーマには、
- DIVER
- THE THOR
- TCD
などがあります。
3つを簡単に紹介していきます。
DIVER
DIVERは、サイトのデザインやレイアウトをHTMLやCSSを全く触らずに直感的な操作で簡単にカスタマイズが可能です。サイトレイアウトも無限大です。
実際に、企業に納品してきたノウハウと技術をもとに最適化されたWordpressテーマですので企業の要望に応えられるノウハウが詰まったテーマです。
高機能なのに使いやすく、何よりもマニュアルやサポートが充実していますので何かあったときにも安心です。
DIVERの通常価格は17,980円です。
<DIVERのWEBデザイン例>
THE THOR
THE THORも、ポテンシャルの高いWordPressテーマです。
THE THORも、9つのデモサイト(デザインパターン)を用意しており、購入者はいつでもどれでもインストールして色んなデザインを試すことができます。
THE THORは、親切にも趣味のブログ用、アドセンス用、アフィリエイト用(ランキングサイト)といったデモサイトを用意していますので用途に合わせて選ぶことができます。
THE THORの通常価格は16,280円です。
<THE THORのWEBデザイン例>
DIVERとTHE THORはブログにおすすめWordPressテーマでもランキング上位のテーマです。
デザインに癖がないため企業用のホームページなども作成できます。
ちなみに、THE THORは、このサイトでも使用しているWordPressテーマです。
購入してからインストールするまでの手順を下の記事でまとめていますので必要に応じて参考にして頂ければと思います。
サーバーをレンタル・ドメインを取得・WordPressをインストール、そしてTHE THORをインストールすれば、とりあえずブログなどが公開できる状態になっています。
個人的には以上の2つがおすすめですが、TCDも人気があります。
TCD
TCDはデザイン性に優れたテーマで、ブログをはじめ、企業用、店舗用、サロン用、SNS用といったジャンル別のWordPressテーマを保有しています。
一つのテーマを選んでライセンス契約を締結できます(勿論、料金を支払って複数のテーマで契約ことも可能です)。
例えば、下の「ICONIC」は、ECサイト用のテーマです。
料金は39,800円しますが、買い物ができるようカート機能を保有しています。
TCDの通常価格は1万円~6万円です。
こういった機能を保有しているテーマは他にはそうありませんので、このテーマの特別ライセンスを取得すればホームページの作成代行で他と差別化を図ることができます。
ちなみに、TCDの特別ライセンスを取得している個人や企業は下にまとめてあります。
TCDだけでも多くの企業や個人がWordPressテーマを使ったWEBデザイン制作の仕事を請け負っていることがわかります。
その人たちの声の一部をツイッターから集めてみました。
特別ライセンスは制作者向けのものですね。会社名義でいくつか購入済みです。特別ライセンスは1テーマ3万円でした。買ってしまえばずっと使えるので、まあそれはそれでいいのかなと思って買いました。ご参考までに。
— ささがねたつや|テレワーク一筋16年のデザイン会社社長 (@ganecchi) September 22, 2020
コーポレートサイトを2つリニューアルすることになって、TCDテーマを使うことになり、FAKE(22,800円)とSOURCE(13,980円)を買った。
さらに制作者向け「特別ライセンス」購入のため、2テーマで「60,000円」払った。
10万円も使っちゃった?
— ウタオ (@utao__) December 7, 2020
皆さんお疲れ様です✨#積み上げ
✅ コーポレートサイト修正
ほぼほぼコーポレートサイト修正完了✊?✨
今回の案件、TCDテーマを使用
追加CSSで細かい所の修正✊?
最短で案件獲得はWordPressとCSSの勉強が、まずは重要ですね✊?
あとは行動力✊??#プログラミング初学者— かな@LINE✖️shopify3兄弟フリーランスママ♪ (@k0a0n0a0) December 11, 2020
案件でTCDのNANO編集してるけど、やっぱり有料テーマってすごいな?#デイトラ独立サポート
— seiya@webフリーランス (@seiya57309569) October 30, 2020
ワードプレス作成依頼が入った?
でもテーマを選ぶのに苦戦してる…私が好きな感じのテーマがすべてTCD。
TCD以外でって言われてるんだよな…?— たえ@小学生パパママ応援隊隊長♡? (@TaeMamaSupport) October 8, 2020
WordPressテーマを使いこなせるようになる
商売道具となるWordPressテーマを購入してインストールしたら、まずは、これを使いこなすスキルを身に着けなければなりません。
このスキルこそが、初心者が副業でWEBデザイナーを始めるために必要なスキルです。
まずは練習を兼ねて自分のブログや営業用のホームページを作ってみます。
これらのWordPressテーマは自分用としてであればいくつでも使用できます。
例えば、自分のブログも営業用ホームページも作りたいという人は、自分のブログを作った後にドメインをもう一つ取って2本立てで運用しても構いません。
1つのサーバーに2つのドメインを入れて運用することができますので追加費用のドメイン代年間1,000円ほどでブログと営業用ホームページを作ることができます。
レンタルした一つのサーバーで2つのドメインごとにWordPressも別々にインストールできますし、WordPressテーマも2つのWordPressにインストールして使用することができます。
このやり方だと、万が一、WordPressテーマの特別ライセンスを購入してホームページ作成サービスを請け負うというビジネスの構築に断念しても自分のブログが残ります。
ブログでは、ネットビジネスを構築していく過程を綴ると、ちょっとした広告収入を得られるかもしれません。例え失敗しても元は取るという商魂も随所に必要です。
プログラミングのように難しいものではないため、5~60時間ほど、デザインを変えたり機能を追加・削除したりしていると自然とテーマが使えるようになってきます。
わからないことはググれば殆どのことが解決します。
さらに細かいところはその後のOJTでも学習できます。経験を積んでいくと、よりユーザーの要望に応えることができる知識が自然と蓄積されていきます。
尚、採用するWordPressテーマでその使い方やWEBのデザインは変わってきます。
誰でも最初は初心者です。
テーマが扱えるようになったら特別ライセンスの締結へと進みます。
WordPressテーマの特別ライセンス契約を締結する
ある程度、購入したWordPressテーマが使いこなせるようになったら、WordPressテーマの特別ライセンス契約を締結します。
特別ライセンスとは
特別ライセンスとは、個人事業主やフリーランスなどが「クライアントなど第三者に対するHP制作業務」を可能にするライセンスです。
自分用のサイトであれば、特別ライセンスを購入することなく複数のサイトで使用することが可能ですが、第三者のHPを作成する場合は特別ライセンスが必要です。
ライセンスを取得する費用(税込)は、
- DIVERが、20,000円
- THE THORは、33,000円
- TCDが、30,000円
がかかります。いずれも別途、WordPressテーマを購入しておく必要があります。
3者ともライセンス発行時から3年の有効期限がありますので、ある程度、テーマを使いこなせる状態になってから契約を締結することをおすすめします。
特別ライセンスは、公式ページの最下部のメニューや購入した後に送られてくるマニュアルサイトなどに紹介されています。
特別ライセンス契約内容の確認
尚、特別ライセンス契約はあくまでも契約ですので、規約をよく読んで申し込みます。
また、不明なことがあれば事前に確認しておきます。
例えば、ウェブサイト制作代行業務は、
- 5万円未満でWEBサイトの作成を請負うことはできない(DIVER)
- 通常テーマ販売価格の3倍を下回る価格でWEBサイトの作成を請負うことはできない(THE THOR)
といった制約があります。
また、店舗用のWEBサイトを店舗に納品後、店舗側でそのテーマを使って、ホームページの内容を更新していいか、などの確認もその一つです。
営業用ホームページを作って受注を開始する
無事、特別ライセンス契約が締結できたら営業用のホームページを作ります。
ポイントは、できることとできないことをはっきりさせること。
自分でできるサービスをホームページで明記し、それでも構わないという人をターゲットにすれば、余計な交渉もしなくて済むというものです。
また、トラブルにならないよう、免責事項をしっかり記載します。
「お客様に少しでも安い費用で提供できるよう、基本デザインをベースに予めレイアウトされたパーツでページを仕上げて行くため、希望のデザイン、レイアウトに対応出来ない場合があります」といった文言を明記しておけばそれで構わないお客様がコンタクトをとってきます。
できることだけをしっかりやるというやり方でも需要はあります。
自社製品やサービスを紹介したいサイトを作りたくても大手やHP作成専門会社が提示する金額ほど予算がない、という企業やグループ、団体、個人は少なくありません。
営業用のホームページは、顧客を獲得する看板になるページですので、デザインも妥協しないように作ります。
そして、何でもかんでも手を出すのではなく、最初は例えば、
- 飲食店
- ショップや事業所
- 個人事業主・士業
- サークルやクラブ
- ECサイト
- 美容・サロン
といったサービスに限定します。
そして、例えば、飲食店のホームページは、
- 店名
- 営業時間(ラストオーダー)
- デリバリーの有無
- 定休日
- ランチタイム
- 代表的なメニューと価格
- 平均予算
- 決済方法
- 住所(場所)
- 電話番号
- 最寄り駅からの道順説明
- 駐車場の有無
といったように表示する項目は殆ど決まっていますので、数ページの雛形を作ってホームページのイメージを共有し、料金設定しておけば、それを希望する人からの連絡が来ます。
デリバリーシステムを作りたい、商品の買い物ができるWEBサイトを作りたいといった場合は、プログラムなどの専門知識が必要になる場合がありますが、そういうものは必要ないところも少なくありません。
ITに全く疎い個人事業主や飲食店、各種ショップを経営している人もチラシにかける広告費という感覚で自前のホームページを持ちたいと考えている人は多いものです。
営業用のホームページには、作業の中には、
- 希望のドメインを取得したり
- それを保存するサーバーをレンタルしたり
- 画像の準備や
- 記載する文章を打ち合わせ
することも含まれていることを説明し、
継続して独自ドメインでホームページを表示しておくには、
- ドメイン代やサーバーのレンタル料金がかかる
- ホームページを修正したり更新したりするには別途料金がかかる
ことも説明しておく必要があります。
他社との差別化を図るためには、料金設定もさることながら、自分でできるサービスを明記しておく必要があります。
収益化を図るには、
- ホームページ作成料金をしっかり請求してメンテナンス料金を抑える
- ホームページ作成料金を格安にしてメンテナンス料金で回収する
という2つのパターンが多いようですが、最近は後者が主流のようです。
WEBサイトを作成するのに必要な画像や文章は遠方の方でもPCで送信してもらうことが可能ですし、近場であれは自分で出向いて撮影したり打ち合わせしたりすることも可能です。
営業用のホームページを作成したら、ココナラなどのクラウドソーシングサイトに登録して仕事を請け負ったり、ツイッターなどで宣伝して顧客を誘導してもいいと思います。
HPの営業活動を行う
集客の基本は営業用ホームページです。
営業用ホームページを作る場合は、集客できるサイト作りを意識します。
まずはターゲットを絞ること。
単に「WEBデザイン作成代行」や「ホームページ作成代行」というキーワードでホームページを作ると、多くの同様のサービスを行うサイトの中に埋もれてしまいます。
例えば、サービスを提供する地域を限定したり、ホームページの作成代行を行う業種を限定したりすることで、検索結果の上位に表示させることが比較的易しくなります。
絞り込まれたターゲットが訪問してきますのでよりニーズに合った顧客を獲得できる確率も高くなり、余計な問い合わせを受けることなく無駄も省けます。
そういった意味でも営業用ホームページには、顧客が求めるニーズに細かく答えたメニューを用意したり、ホームページのサンプル画像を用意してやるのが効果的です。
付加価値を提供する
ホームページの作成代行は、付加価値をオプションとして用意するのがおすすめです。
一つの例として、Googleストリートビューへの投稿というものがあります。
Googleストリートビューへの投稿とは、店舗などの認知を上げるためにお店の内観をGoogleストリートビュー屋内版のサービスを使ってインターネット上に公開することです。
ストリートビューが公道の95%以上をカバーしているのに対し、店舗などの屋内版は1%に留まっているため、今後大きく伸びることが予想されます。
まとめ
以上、初心者が副業でWEBデザイナーを始める方法を解説してきました。
実際、このビジネスモデルで安定した収入を得ている人もいらっしゃいますし、社員を増やしていっている方も少ないところを見ると需要も多そうです。
アフィリエイトやアドセンスなどのネットビジネスよりも息の長いビジネスとして成り立つ可能性は圧倒的に高くなります。
また、ゼロから始めると時間がかかるようにも感じますが、アフィリエイトであっても、最低は、最初の半年間は収入になりません。
何事も一朝一夕にはいかないものです。
WordPress経験者であれば3ヵ月、未経験者であれば半年といったように計画・スケジュールを立てて、一歩一歩進んで下さい。
また、リスクを恐れて一歩が出せない人もいます。
確かにこのようなビジネスは、人を相手にしますので何らかのリスクがあるかもしれませんが、何のビジネスにも多少のリスクはつきものです。
経験を積みながらトライ&エラーで知識や技術を習得していく勇気と覚悟が必要です。
尚、ここで、紹介した内容は一つの例です。
特別ライセンスの契約ができるWordPressテーマも探せば他にあるかもしれませんし、面倒な契約が苦手な方は、無料のWordPressテーマでも同じことができます。
これからのWEBデザイナーの仕事は、プログラムを組んで高額の料金を請求するやり方よりも、格安で請け負ってWordPressで作成するというやり方の方が主流になってくると思われます。
WordPressとWordPressテーマが操れるようになれば、例えば、「独自ドメインでブログの開設代行」など、想像力を膨らませると様々な副業のネタが見えてくると思います。
経験上、こういったものは、始める前から色々考えるよりスタートしてから色んなアイデアが湧いてきてどんどん自分のスタイルが確立してくるものです。
ネットで副業を検討している人は、一つのビジネスモデルとして参考にしていただき、自分独自のネットビジネスの構築に役立てて頂ければと思います。