日本語教師になるには日本語教育能力検定試験に合格するのが有利

日本語教師になるには、日本語教育能力検定試験に合格するのが有利

日本語教師とは?

日本語教師とは、日本語が母国語ではない人に、日本語だけでなく日本の文化や習慣を教える仕事をする人です。

自分の人生経験や知識などが活かされるため、経験豊かな50代・60代などシニアの方にも人気があり、当サイトでは、定年後におすすめの資格としても紹介しています。

日本国内では、2020年の東京オリンピック後も少子高齢化による外国人労働者獲得の必要性などから、英語力・英会話能力同様、多くの需要が見込まれると考えられています。

また、インドネシアやベトナム、フィリピンなど東南アジアの国では、EPA(経済連携協定)に基づいた看護師・介護福祉士の日本受入制度が実施されたり、日本とのビジネスも盛んなため、今後は益々日本語教師への需要が高まることが予想されています。

実際、ベトナムでは、日本語教師の求人が多く教師不足が問題となっています。

また、日本語教師は日本で働く外国人や研修生だけでなく、大学や専門学校に通う留学生や日本人と結婚した人、地方自治体や民間ボランティア団体が実施する日本語教室、日本語力を鍛えて日系企業との仕事を獲得するため一般企業からの需要も多く見られます。

日本語教師になるには?

日本語教師は教師とはいえ、教員免許といった国家資格や国家試験はありません。無資格でも日本語教師になることができます。

しかし、対外的にはそのスキルを証明するものとして、一般的には、

  • 四大卒以上+(文化庁届出受理)日本語教師養成420時間講座修了
  • 日本語教育能力検定試験合格
  • 大学で日本語教育を主/副専攻して卒業

といったものが採用の基準として示されることが多いのが現実です。

日本語教育機関での採用の際などは、日本語教育能力検定試験の合格を採用条件にしています。

日本語教育能力検定試験とは

日本語教育能力検定試験とは、日本語を学ぶ外国の人々に日本語を教える際の知識や教える能力が日本語教育の専門家として、一定の水準に達しているかどうかをはかる試験です。

日本語教師として働く上で必須の資格ではありませんが、多くの日本語学校では、

  • 日本語教育能力検定試験に合格している
  • もしくは四大卒以上で日本語教師養成420時間講座修了

のいずれかを採用条件としています。

尚、2020年3月に 「公認日本語教師(国家資格制度)」について 文化審議会国語分科会「日本語教育人材の養成・研修の在り方について(報告)」で「公認日本語教師」を創設する報告書案がまとまりましたので数年後は、公認日本語教師という国家資格が誕生する予定です。

資格創設までは数年かかることが予想されますが、現在、日本語教師養成講座を目指している方には、移行期間が設けられ、経過措置がとられます。

受験資格

学歴や年齢等、受験資格に制限はなく誰でも受験できます。

試験日時・試験の方法

試験日時

年に1回、例年10月に実施されます。

2019年は、10月27日(日)の9:00~16:40に実施されました。

試験地は、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡が予定されています。

試験の内容

  • 社会・文化・地域
  • 言語と社会
  • 言語と心理
  • 言語と教育
  • 言語一般

の分野から出題されます。

試験Ⅰ、Ⅱ、Ⅲからなり、それぞれ、

  • 試験Ⅰが100点(90分)
  • 試験Ⅱが40点(30分)
  • 試験Ⅲが100点(120分)

の点数配分と時間配分となっており、合計240点満点です。

合格率

合格率は、平成29年度実績では、

・応募者7,331人に対して合格者が1,231人で合格率は16.8%、
・全科目受験者は5,733人でしたので受験者における合格率は25.5%

でした。

尚、合格基準は公表されていません。

受験者のうちの4人に一人が合格しますので、難関資格ではありません。

独学でも合格が可能な試験ですが、独学の場合は過去問を解いたり出題の傾向を分析したりと入念な受験対策が必要になります。

難易度と合格までの時間の目安

難易度: やや難しい

合格までの学習時間の目安:600時間

日本語教育能力検定試験の対策はヒューマンアカデミーがおすすめ

日本語教育能力検定試験の受験者多くの人は通信教育などを利用しています。

日本語教師養成の最大手とされるヒューマンアカデミーでは、未経験から日本語教師を目指せる日本語教師養成講座があります。文化庁届出受理講座420時間カリキュラムに対応しています。

参考:日本語教師養成講座

東京・大阪で運営するヒューマンアカデミー日本語学校をはじめ、ニュー ポートビーチ(アメリカ)、天津、上海など国外の日本語教育機関からの求人情報を随時案内しています。

目的や期間などご希望に応じた海外での活躍の場を提案したりもしてくれます。

独学では求人情報までは得ることができませんので、求人情報を案内してくれる通信教育を活用することで大きなメリットを得ることができます。

また、日本語教育能力検定試験の合格者が何回目の試験で合格したか、というデータでは3回目と回答した方が90%以上に達します。

その点についてもヒューマンアカデミーの通信講座では3回目の試験まで質問対応と添削課題をサポートし、期間中は何度でも、添削指導・質問に対応してくれます。

人とのコミュニケーションが好きな人、外国人と接することや異文化交流に興味がある人、海外で暮らしてみたい方にはおすすめの資格です。

参考記事

資格を取ってスキルアップを図りたい、昇進・昇格したい、就職や転職に活かしたい、独立して稼ぎたい、と考えて、いざ、目ぼしい国家資格の受験資格の要件を確認してみると、一定の学歴が必要だったり実務経験が必要だったりしてガッカリ[…]

受験資格なしの国家資格