秘書検定試験の難易度や合格率

ここでは、秘書検定試験の難易度や合格率などを解説しています。

秘書検定とは

秘書検定とは、会社の役員や経営者の秘書としてのみならず、 社会人として求められる一般常識や接遇・マナーなど必要な能力について知識及び技能を問う検定試験です。

文部科学省後援のもと公益財団法人 実務技能検定協会が試験を実施しています。

試験では、秘書としての資質やビジネスの場で必要な文書の作成や取り扱い、ファイリング、資料管理、スケジュール管理、会議などについての基本的な知識・用語などの職務知識のほか、社会人として必要な一般常識やコミュニケーション能力、敬語の正しい使い方や電話応対、慶弔時のマナーなども問われます。

従って、秘書検定の資格は、秘書としてだけではなく、営業や事務、受付といったあらゆる職種においてもスキルの高さを証明できる資格です。

女性の2級以上の合格者は就職や転職の際にも有利になります。特に、これからは高度情報化社会の現在、秘書検定に加えて情報処理系の資格もあわせて持つと就職や転職により有利になります。

秘書検定試験の概要

秘書検定は、3級、2級、準1級、1級の4段階に分かれており、級によって試験のレベル(求められるレベル)が異なります。

試験に合格するためには、秘書としての職務知識だけでなく、言葉使い、社会や経済の一般知識など、社会に出て働く上で必要とされる基本的な常識も必要となります。

秘書検定試験の受験資格

秘書検定試験は、年齢や学歴、性別などを問わずに誰でも受験できます。

試験日時・試験の方法・試験の内容

試験日時

試験は、3級、2級、準1級、1級の4段階に分かれており、次の要領で試験が実施されます。

試験の日程
1次試験
試験の日程
2次試験(面接)
3級・2級 6月・11月・2月の年3回 なし
準1級・1級 6月・11月の年2回 1次試験の合格者のみ実施。日程は地域によって異なります

2級と3級は1次試験のみで、2次試験はありません。

試験は、全国各地で実施されますが、2級と3級については、CBT試験も可能になりました。

CBT試験であれば、年3回の試験日に限定されず、このシステムを導入している近くのテストセンターで受験することができます。

参考:秘書技能検定CBT

試験の内容と試験の方法

1次試験

1次試験は全級で理論と実技の筆記試験が行われます。


試験時間
科目 試験の内容
3級
110分
<理論>
・必要とされる資質
・職務知識
・一般知識
<実技>
・マナー・接遇
・技能
基本的な職場常識が問われます。上司が効率よく仕事を遂行するために秘書はどんなことに気を利かせる必要があるか,またどのように対応すれば感じがよいと思ってもらえるか、の基本部分が問われます。主に高校生が受験しています。
2級
120分
上司の身の回りの世話や手助けを適切に行うための優先順位や感じのよさだけでなく効率のよい仕事の仕方も問われます。主に大学生が受験しています。
準1級
130分
準1級は、上司から相談を受けたり後輩へのアドバイスを求められたりと、物事の判断力や対応力が問われます。筆記試験合格後は二次試験(面接試験)があり、人柄も問われます。大学生と社会人の受験者がほぼ同数を占めています。
1級
140分
1級は、上司が携わっている仕事を理解して、秘書が今何をしなければならないかを判断する。上司が常に動きやすいように、先を読んでサポートするといった能力が問われます。現役秘書の方や社会人の方が受験しています。

3級・2級・準1級は選択問題(マークシート方式)と記述問題で、1級はすべて記述問題です。

2次試験

準1級と1級の1次試験合格者は、2次試験(面接試験)へ進みます。

試験の審査基準と試験の方法は以下の通りです。

科目 試験の内容(審査基準) 試験の課題と方法
準1級 面接 振る舞い、言葉遣い、話し方の調子、しぐさ、動作、身のこなし、表情。視線、体勢、身なり、物腰、明るさなど 「あいさつ」「報告」「状況対応」の3つ
3人一組で行い、一組約10分
1級 「報告」「応対」の2つ
2人一組で行い、一組約11分

準1級の面接試験の課題は、「あいさつ」「報告」「状況対応」の三つ、1級の面接試験の課題は、面接室に移動する前に提示されたもので「報告」「応対」を5分間で覚える必要があります。

面接室に入り、ロールプレイングで表現されたものが審査されます。

試験の免除

準1級・1級で、筆記試験のみ合格した者は、その後、連続する2回の筆記試験が免除されます。尚、面接試験欠席者は適用されません。

受験料

  • 1級:6,500円
  • 準1級:5,300円
  • 2級:4,100円(CBT試験:4,900円)
  • 3級:2,800円(CBT試験:3,600円)
  • 準1級+2級:9,400円
  • 2級+3級:6,900円

秘書検定試験の難易度

合格基準

理論と実技、それぞれの試験で60%以上が合格です。

合格率

令和2年の各級ごとの合格率は以下の通りです。

受験者数が最も多い2級の合格率は64.1%です。

受験者数 1次試験
合格者数
2次試験
合格者数
合格率
1級 1,084名 527名 325名 30.0%
準1級 4,857名 2,897名 1,936名 39.9%
2級 31,309名 20,061名 64.1%
3級 17,845名 14,607名 81.9%

難易度

秘書検定2級の難易度: 易しい

合格までの学習時間の目安:150時間

秘書検定試験のおすすめ通信講座

2級までであれば独学でも合格が可能ですが、準1級以上は、2次試験でロールプレイング審査が行われますので、通信教育の講座などでしっかり対策することをおすすめします。

準1級以上を目指すのであれば、ユーキャンの秘書検定講座がおすすめです。

ユーキャンの秘書検定講座は、準1級の面接対策までカバーしています。

参考:ユーキャンの秘書検定講座

2級の取得を目指す場合は、ヒューマンアカデミーの秘書検定もおすすめです。最小限の費用で合格が目指せます。

参考:ヒューマンの秘書検定講座

まとめ

以上、秘書検定試験の受験資格、難易度や合格率などを解説してきました。

秘書検定の資格は、社会人として必要なマナーや常識を備えているとして、秘書としてだけではなく、営業や事務、受付といった様々な職種においてもスキルの高さを証明できる資格です。

特に、2級以上の合格者は就職や転職の際にも有利になります。

独学でも可能ですが、短期間に確実に合格を目指したい場合は、実績のある通信講座を活用するのがおすすめです。