基本情報技術者は転職や就職に有利

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ここでは、転職や再就職に有利な資格と言われている「基本情報技術者」とはどういう資格か、基本情報技術者試験の内容や難易度などを解説しています。

基本情報技術者とは?

基本情報技術者は、高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者として経済産業省から認定された人です。

経済産業省が実施している国家試験である情報処理技術者試験の基本情報技術者試験に合格することで基本情報技術者の水準であることが認定されます。

基本情報技術者試験は、情報処理技術者試験のスキルレベル2(基礎レベル)に相当し、合格者は高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもつ応用情報技術者試験を目指します。

基本情報技術者試験に合格していると就職や転職にも有利に働きます。

基本情報技術者は、プログラマやシステムエンジニアの登竜門となる資格で、IT業界に身を置く人であれば是非取得しておきたい資格です。

基本情報技術者試験 評価
受験資格 なし
就職・転職に役立つか
定年後の再就職に役立つか
独立に役立つか
難易度 普通

基本情報技術者試験の概要

ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者を想定して試験が行われます。

令和5年度より、試験の内容が大きく変更されました。

受験資格

受験資格は必要ありません。

年齢、学歴、国籍、性別、実務経験等に関係なく誰でも受験できます。

試験日時

基本情報技術者試験試験は、これまで年2回、春と秋に全国47都道府県の試験会場で実施されていましたが、令和5年の4月からは年間を通じて全国47都道府県の試験会場で随時CBT方式で実施されるようになりました。

CBT(Computer Based Testing)方式では、コンピュータを利用して試験が実施されます。受験者は用意されたPC端末で受験番号と利用IDでログイン後、パソコンに表示された試験問題に対してマウスやキーボードを用いて解答します。

受験者は、受験申込み時に、都合のいい試験日時、試験会場を選択します。

試験の方法と内容

試験は、科目A科目Bに分かれて出題されます。

  1. 科目A:出題数60問、試験時間90分
  2. 科目B:出題数20問、試験時間100分

科目A

多肢選択式(四肢択一)

テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系から出題されます。

尚、基本情報技術者試験には、午前試験を免除する制度があります。

情報処理推進機構(IPA)の認定講座を受講し修了試験に合格すると、午前試験合格と同等とみなされ試験が免除されます。

免除期間は修了を認められた時点から1年間です。

科目B

多肢選択式

  1. プログラミング全般に関すること
  2. プログラムの処理の基本要素に関すること
  3. データ構造及びアルゴリズムに関すること
  4. プログラミングの諸分野への適用に関すること
  5. 情報セキュリティの確保に関すること

が出題されます。

個別プログラム言語(C、Java、Python、アセンブラ言語、表計算ソフト)による出題は、普遍的・本質的なプログラミング的思考力を問う擬似言語による出題となります。

合格基準・合格率

合格基準

科目A、科目B、それぞれ1,000点満点中600点以上が合格となります。

合格率

例年20~25%前後です。

令和4年度春期は、受験者数37,574人に対して合格者数は14,399人。合格率38.3でした。

受験手数料

7,500円

難易度と合格までの時間の目安

基本情報技術者試験は情報処理技術者試験の中では、情報セキュリティマネジメント試験と同じく、レベル2の基礎レベルとされていますが、これまでの合格率を見ると情報セキュリティマネジメント試験よりやや難易度は高いと言えます。

市販の参考書などで独学でも十分に合格が可能です。

難易度: 普通

合格までの学習時間の目安:300時間

おすすめの講座

基本情報技術者は独学でも合格は可能ですが、より確実に合格するためには、講座を活用するのがおすすめです。

おすすめの講座は、スタディングの基本情報技術者講座です。

参考:スタディングの基本情報技術者講座

基本情報技術者は転職や就職、定年後の再就職に有利か

実は、近年、IT業界では人手不足と大量の人余りが同時発生していると言われています。

これはどういうことかと言うと、新しい技術に対応できる優秀な人材は不足しているものの、そうでない人が大量に余っているということです。

つまり、企業は優秀な人材を欲しています。

そして、優秀な人材として育つことを期待されているのがこの基本情報技術者という訳です。

従って、経験5年以上の中堅クラスに突入する20代後半からは持っていて当たり前のあまり役に立たない資格になりますが、新卒者や20代前半では基礎的な知識があるとして評価を受けます。

従って20代前半においては、就職や転職には、情報処理の基礎知識がある者として間違いなく強い武器になりますし、社内でも一定の評価を受けますのでIT業界に身をおく人には中堅クラスになる前に是非取得してほしい資格です。