60代からの趣味の選び方

定年を迎える60代以降の時間は現役の時に働いていた時間よりも長いと言われています。

さらに人生100年時代ともなれば…。

この長い時間を有意義なものにするために趣味を持つことは非常に重要です。

しかし、60代以降は、決して若くもなく無茶ができない上に、限られた年金と貯蓄の中でやりくりできる趣味を持つ必要があり、働いていた頃とは少し違う目線で趣味を選ぶ必要があることに気づきます。

ここでは、定年を迎える60代からの趣味の選び方について解説しています。

60代からの趣味の選び方

人生は一度きりです。60代は多くの人が定年退職して自由な時間が増える訳ですから、経済的・体力的に許す限り今までやれなかった好きなことを思う存分やるのが一番です。

幸いにもやりたかったことがあれば是非それをやったほうがいいと思いますが、中には、これといってやりたいこともなく、時間を持て余している人、何か新しく趣味を始めたいもののなかなか趣味を見つけられないでいる人もいます。

そういうシニアの人は、自分が楽しめるものであることを前提に、以下の点を念頭において趣味を探してみてはどうでしょうか。

  1. 心身の健康によいものを選ぶ
  2. 時間がかけられて飽きがこず長く続けられる趣味を選ぶ
  3. お金がかからない趣味を選ぶ
  4. 独身の方や一人で楽しむことが好きな人は一人でもできる趣味を選ぶ
  5. 孤独が苦手な人は人とコミュニケーションが取れる趣味

これらは、シニアの方の趣味選びにおいて重要な要素です。

一つづつ見ていきます。

心身の健康によいものを選ぶ

60代からの趣味選びでは、心身の健康に良いものを意識して選ぶことをおすすめします。

心身の健康に良いものとは、ボケや認知症の予防が期待できたり、心(精神)や身体の健康維持が期待できるものです。

豊かな老後生活は、心身の健康なくしては送れません。

そのためには、脳と身体を使うものを最低一つづつ趣味として持つことが重要です。

脳を使うもの

脳の健康によい趣味

一つ目は、直接脳を使う趣味です。

料理やブログ書き、資格取得、読書、麻雀、囲碁、将棋、習い事といったものがあります。

例えば、料理は多くの工程を頭のなかで段取りよく組み立てながら、いくつものメニューを同時進行で作っていくという知的な作業です。脳が活性化することでも有名です。

また、ブログ書きは、ネタを考え、構成を考え、文章を考える。指を使って記事を書き、わからないことがあればネットで調べる、といった一連の作業が必要になり、脳は活性化します。

身体を使うもの

体の健康によい趣味

そして、もう一つは、身体を使うものとして運動がおすすめです。

働いていた時は、運動不足とはいえ、通勤や移動で知らず知らずのうちに体を動かしていたものですが、定年後は、ひとたび体を動かさなくなるととことん動かなくなります。

運動不足は、健康にいい訳はなく、老化も一気に進んでしまいます。

自分自身のボケや認知症予防のため、そして、介護などで周りの人達に迷惑をかけないためにも、60代以降の趣味には必ず心身の健康にいいものを一つは取り入れるようにしましょう。

特に運動は身体の健康だけでなく脳の健康にも良いことが分かっています。

従って、もし、趣味を一つしか選べないとしたら運動を選ぶのがおすすめです。

運動には、筋トレなどの無酸素運動とウォーキングやジョギングなどの有酸素運動があります。

筋トレで健康寿命を延ばす

筋力の低下は、健康寿命を縮めてしまうリスクが高くなると言われています。

定期的に筋トレを行うことが理想的ですが、そんなに無理しなくても日常生活にスクワットなどの運動を取り入れたり、大股を意識して歩く、階段を上るといったちょっとした動作を続けることでも大分違いますので意識して取り組むようにしましょう。

趣味としてではなく日常的なものとしてこれくらいのことはすべきです。

有酸素運動で心肺機能・循環器系機能をアップさせ精神を整える

ウォーキングやジョギング、サイクリングなどの有酸素運動は、心肺機能や循環器系の機能をアップさせるだけでなく、ストレス解消やうつ病の改善など、脳の健康にも働きかけます。

今はウォーキングマシンやフィットネスバイクなど家でできるマシンもありますが、できれば、外に出て太陽の光を浴びながら身体を動かすのがおすすめです。

日光を浴びたり、ウォーキングなどのリズム運動をすることで精神状態を健全に保つセロトニンの分泌量が増え、うつ病の予防や改善にもなります。

60代からの趣味は、頭と体を使う趣味をバランスよく取り入れ、心身ともに健康的な老後生活を送れるようにするのが理想的です。

時間がかけられて飽きがこず長く続けられる趣味を選ぶ

60代、特に定年後は、現役時代と比べて自由な時間がたっぷりがあるため、現役時代のように週に数時間程度楽しめる趣味だけでは残りの時間を持て余してしまいます。

他にやることが無いのであれば、生活の中の空き時間をできるだけ趣味で埋め尽くさないとダラダラとした生活に陥りがちで、家族にも愛想を尽かされてしまいかねません。

そういう意味では、時間がかけられて飽きがこず、長く続けられる趣味、というものが、60代以降の趣味選びとしては重要なポイントになりますし、それが生き甲斐にも繋がります。

お金がかからない趣味を選ぶ

定年後は、年金と貯金の取り崩しで生活していかなければなりません。

老後資金2,000万円の問題でも明らかになったように、老後、余裕をもって生活ができる人は少ないことを考えると、趣味に割ける費用にも限界がある方が殆どだと思います。

従って、金銭的に余裕のある人ならともかく、60代以降の趣味選びにおいては、お金がかからない趣味を選ぶというのも重要なポイントになります。

下のページでは、お金のかからない趣味を厳選して紹介しています。

独身の方や一人で楽しむことが好きな人は一人でもできる趣味を選ぶ

独身の方や一人で楽しむことが好きな人は、男性・女性ともに一人でもできる趣味を選ぶのもいいと思います。

一人でもできる趣味ですから、当然、友人・知人と楽しんでも構いません。

一人でもできる趣味は下の記事でまとめています。

孤独が苦手な人は人とコミュニケーションが取れるものを選ぶ

実は、孤独は喫煙や過度の飲酒よりも死亡リスクが高いことがわかっています。

脳卒中や心臓病もですが、認知症のリスクも1.5倍ほど高くなります。

定年後は、サラリーマン時代のように同僚や先輩、後輩たちとのコミュニケーションも減り、社会との繋がりも希薄になりがちです。

家族があり家族間の会話が豊富な人であれば問題ありませんが、そうでない人で友達が少なく孤独が苦手な人は、習い事や各種サークル、地域のボランティア活動などへの参加などを趣味にして、人とコミュニケーションがとれる場を持つことをおすすめします。

高齢者の引きこもりや孤立を防止し、老後の生きがいや居場所つくりに役立ちますので孤独が苦手な人はこういったことを意識して趣味を選ぶようにして下さい。

堅苦しく考えずにとにかく何でも始めてみる

趣味は、本当に面白いのかどうか、自分にあってるのかどうか、続けられるかどうか、そんなことを考えて始められない人が多いのですが、60代からは、費用も時間もそこまでかからないのであれば、何でも始めてみることがいいと言われています。

ライフワークとして、一生の趣味として、と堅苦しく考えるとなかなかスタートが切れません。

始めたものの中で楽しいと思えたものを続ければいいし、楽しいと思うものがなければまた他の趣味を探すまでです。

ちなみに、趣味選びのヒントになればと思い私の趣味を簡単に披露したいと思います。

60代の趣味選びの例

当サイトの管理人、つまり私は、まだ60代ではありませんが、50歳でアーリーリタイアし、それ以降は60代に定年退職した人と同じような生活をしています。

趣味でも持たなければ、本当に毎日、何もすることがありません。

そんな管理人は、アーリーリタイアする前に「リタイア後の趣味をどうするか」をリタイア後の生活設計の重要項目の一つとして考えました。

その結果、今は以下の趣味を続けています。

ブログ書き

アーリーリタイアした1年後から週に1記事のペースで日常ブログを書きはじめました。

日常や自分の考え・思いを綴るブログです。

今は、このサイトの更新など、他の作業が忙しくなり、月に2記事程度の更新に減りましたが、それでもかれこれ8年以上続けています。

長く続けるコツは、自分のペースで記事を書くこと。

最初は色んなことを書きたいし実際、書けると思いますが、最初からあまり飛ばすと途中で息切れしてしまいネタにも困るように。結果、すぐに更新がストップしてしまいかねません。

費用はドメイン代やサーバーのレンタル代が月に1,000円ほどかかっていますが、ブログにアドセンス広告を貼っていますので、月に3,000円程度の利益(小遣い)が出ています。

尚、私の個人ブログは運営者情報にリンクを貼っていますので気が向いたら訪問して下さい。

ブログ書きは実益を兼ねた趣味としてもおすすめです。

あと、ブログにアドセンス広告(Googleが自動で配信してくれる広告)を貼って小遣いを稼ぐとなると、自分でドメインとサーバー、それとWordPressを準備する必要があります。

独自ドメインでブログを始めることに興味のある方は、その手順を下記にまとめていますので参考にして頂ければと思います。

アフィリエイト

時間がかけられて長く続けられ、費用があまりかからない趣味、あわよくば実益を兼ねられるという前提で考えた結果、ブログ書きと一緒に選んだのがアフィリエイトです。

もう稼がなくてもいいということもあり、アフィリエイトの収入に一喜一憂することなく楽しく続けられています。

私の場合、アフィリエイトを続けるためのモチベーションは、小遣い稼ぎという点もありますが、Googleの検索結果の順位争いや訪問者の数を増やすことです。

現在は、アフィリエイトサイトは更新をストップしこのサイトの構築に力を入れています。

このサイトの構築

少子高齢化や人口減少などによる社会保障の問題や雇用の問題などを考えると、国や会社に頼れない時代になってきていることに危機感を感じています。

そこで、同じように危機感や問題意識を持って自助努力している人たちを少しでも応援できないかと考えこのサイトを立ち上げました。

2022年12月現在は、週に3日ほどこのサイトの構築に励んでいます。

ちなみに、座りっぱなしという時間が数時間続くこともあるのでスマホにタイマーをセットし、合図とともに定期的に立って少しだけ体を動かすようにしています。

読書

寝つきが悪いこともあり、夜、寝る前の30分から1時間程度を読書の時間にあてています。

最近は健康に関する本を読み漁っており、趣味を選ぶ時も役立っています。

最近読んでいる本

ウォーキング・フィットネスバイク

夏の暑い日や冬の寒い日、雨の日などは、家においてあるウォーキングマシーンやフィットネスバイクを使っていますが、天気のいい日は自宅の近辺をゆっくり40分ほど歩いています。

朝か夕方、気の向いた時に歩きますが、やはり、朝、太陽の下で風を感じながら歩くのが気持ちいいです。定期的に歩くルートを変えることと、やや大股で歩くのがコツです。

太陽に当たったり、ウォーキングのようなリズム運動をすると幸せホルモンと言われるセロトニンの分泌量が増えます。外に出ることは、身体機能を維持する上でも重要です。

水泳

暑い日、寒い日、雨の日を除き、2週間に一回程度、水泳に通っています。

水泳といっても温水プールに浸かって、歩いたりときどき肩を回して泳ぐくらいです。

最初は、周りが歳を召した女性ばかりだったので抵抗がありましたが、体の調子もいいし、通っているうちに慣れ、話し相手もできました。

肩こりも解消し、適度な疲労感で睡眠にもいい影響を与えてます。

市営のプールに通ってますので費用は月に3,000円程度で済みます。

英語学習

2022年7月から新しく英語学習を始めました。

現在は、私が子供の頃と違って英語学習プリやYouTubeなど、お金をかけずに学習できる質の高いツールがあちこちにあります。

特に英語学習アプリはゲーム感覚でできるのでおすすめです。

分からない単語や発音などもインターネットでググれば例文付きですぐに学べます。

世界が広がると思ったことと、ここ長崎にカジノを含む統合型リゾート(IR)が誘致されれば英語を話す機会も増えるんじゃないかと思って始めました。

記憶する習慣をつけることで脳トレにもなります。

2022年12月現在、最もハマっている趣味です。

ドライブやウィンドウショッピング

これは、現役時代から続けていますが、カレンダー上の休みの日(土日祝日)は、妻と車でドライブしたり、ウィンドウショッピングなどを楽しんでいます。

趣味を続けている感想

以上が私がアーリーリタイア後に続けている趣味です。

これらのおかげで、たっぷりある時間を退屈することなく楽しく過ごせています。

そして、頭と体によい趣味をバランスよく取り入れているように実感しています。

勿論、暇だからと無理やりやっているものはなく、全てやりたいからやっているものです。

リタイアして10年近くが経ちますが、リタイア後の生活を有意義なものにしてくれていますし、今のところ今後10年経っても飽きる気がしません(ブログは無理そうですが)。

飽きたら他の趣味を探して始めると思います。

就寝・起床時間もほぼ定時で、規則正しい生活が送れており、趣味にかかる費用はブログやアフィリエイトなどの広告収入があるため大きくプラスです。

60代からの趣味の選び方まとめ

60代からの趣味の選び方について、実際に経験していることも踏まえて書いてきました。

60代以降の長い時間を有意義なものにしたり、健康を維持したり、また、生き甲斐を持つためには趣味を持つことはとても重要なことです。

趣味を持つことで、充実した定年後・老後生活を送れるだけでなく、健康寿命を延ばしたり、介護リスクを抑えることも可能になります。

人には、向き不向きや好き嫌いがありますので何の趣味を選ぶかは本人の自由ですが、経験上からも、60代以降を快適に過ごすための趣味としては、

  1. 心身の健康によいものを選ぶ
  2. 時間がかけられて飽きがこず長く続けられる趣味を選ぶ
  3. お金がかからない趣味を選ぶ
  4. 独身の方や一人で楽しむことが好きな人は一人でもできる趣味を選ぶ
  5. 孤独が苦手な人は人とコミュニケーションが取れる趣味

を選ぶのがポイントだと実感しています。

そして

  1. 堅苦しく考えずにまずは何でもやってみること

が重要です。

以下では、これらのポイントを押さえた定年後におすすめの趣味、また、インドアの趣味とアウトドアの趣味に分けて趣味を紹介しています。是非参考にして下さい。