WordPressが使える無料のレンタルサーバー5選

本サイトにはプロモーションが含まれています

WordPress(ワードプレス)は、ブログを書いたりWEBサイトを作るためのツールとして開発された無料のソフトウェア(オープンソース)です。

WordPressは、PHPというプログラミング言語で構築されており、それを動作させるためにはサーバー側にMySQLというデーターベースが必要になります。

そのため、無料のレンタルサーバーはいくつもありますが、WordPressが動作する無料のレンタルサーバーはそう多くはありません。

ここでは、WordPressが使える無料のレンタルサーバーを紹介します。

無料でサーバーをレンタルできる理由

実際にWordPressが使える無料のレンタルサーバーを紹介する前に、無料でサーバーをレンタルできるのにはそれなりの理由があることを知っておく必要があります。

レンタルサーバー業者は慈善事業でサーバーをレンタルしている訳ではありません。

従って、無料のレンタルサーバー業者の殆どは、

  • ブログ(ホームページ)に強制的に広告を表示する
  • サーバーの容量を制限する
  • 負荷のかかる処理は強制的に停止する
  • 無料のSSL機能がない
  • 記事のバックアップ機能がない

といった運用上の制限をかけ、広告収入を得たり、有料版へのシフトを促します。

さらに、業者によっては、

  • サポートがない
  • ホームページの表示速度が非常に遅い
  • 頻繁にサーバーがダウンする

といったこともなきにしもあらずです。

また、最初は無料版からはじめてアクセス数が増えてきたら有料版へシフトしようと思ってもWordPressの移行作業は簡単にいかない場合も少なくありません。

WordPressが使えるサーバーを無料でレンタルする場合は後で後悔しないようにこのようなリスクがあることを前もって認識しておく必要があります。

本格的にブログやアフィリエイトを始めようとする人は、このような制限のない有料のレンタルサーバーをレンタルすることをおすすめします。

WordPressにおすすめのレンタルサーバーは下の記事で紹介しています。

WordPressが使える無料のレンタルサーバー5選

それでは、無料でWordPressを使うことができるレンタルサーバーを紹介していきます。

サーバーの容量などの情報は、この記事を作成している2024年4月時点での情報です。

最新情報はリンク先でレンタルサーバー公式サイトで確認して下さい。

WordPress.com

WordPressが使える無料のレンタルサーバー:WordPress.com

WordPress.comは、WordPress.comのサブドメイン(○○○.wordPress.com)を利用してブログなどが開設できる無料のレンタルサーバーです。

参考:WordPress.com

既にサーバー上にWordPressがインストールされていますので、AmebaブログやFC2ブログなどの無料ブログと同じように、アカウントを取ったらすぐにブログやサイト作りができます。

WordPress.comには、2024年4月現在、無料版のほか、パーソナル、プレミアム、ビジネス、eコマースといった有料のプランがありますが、無料版には、

  • 独自ドメインが使えない
  • プラグインがインストールできない
  • Googleアナリティクスと統合できない
  • 希望するWordPressテーマが使えない
  • WordPress.comへのリンクが貼られる
  • 広告が表示されることがある
  • サポートがない

といったように様々な制限があります。

容量は3ギガあり、無料テーマも数十種類揃ってますが、上記の制限がありますので拡張性・進展性は殆ど期待できません。

ちなみにGoogleアナリティクスが使えたりプラグインがインストールできるビジネスプランは、月額2,900円とかなり割高感があります。

項目 WordPress.com
サーバー容量 3GB
独自ドメイン
MySQL 1個
広告表示 あり

XFREE

WordPressが使える無料のレンタルサーバー:XFREE(エックスフリー)

XFREE(エックスフリー)は、エックスサーバー株式会社のXdomain(エックスドメイン)から無料レンタルサーバーサービスを独立させたサービスです。

参考:XFREE

  1. HTMLサーバー機能
  2. PHP・MySQLサーバー機能
  3. WordPress機能

という3つの無料プランがありますが、WordPressを使う場合は、「PHP・MySQLサーバー機能」または「WordPress機能」を選択します。

無料のため、スマホに広告が表示されるという制限があります。

独自ドメインを使用する場合は別途お申込み(有料)になります。

項目 PHP・MySQL
サーバー機能
WordPress機能
サーバー容量 1GB 2GB
独自ドメイン 10個 5個
MySQL 5個 5個
データベース
容量(制限値)
50MB 100MB
広告表示 あり(PCには表示されない)

サーバーの容量を増やしたい、独自SSLを利用したい、広告表示をなくしたい、WordPressを高速表示させたいといった場合は、有料版のエックスサーバーへのグレードアップが可能です。

参考:エックスサーバーの評価・評判

XREA

WordPressが使える無料のレンタルサーバー:XREA

XREA(エクスリア)は、VALUE-DOMAINを運営するGMOデジロック株式会社の無料レンタルサーバーです。

参考:XREA(エクスリア)

XREA Freeプランを利用して無料でWordPressを利用することができます。

XREAのアカウントを開設するには、まず「バリュードメインのユーザー登録(無料)」をする必要があります。

項目 XREA Free
サーバー容量 1GB
独自ドメイン 10個
MySQL 1個
転送量上限1日 1GB
広告表示 あり

XREAへ登録すると、XREA初期ドメイン(サブドメイン形式)が開設されると同時に独自ドメイン「○○○.shop」も一緒に追加されます。

「○○○.shop」は、最初の1年間は無料ですが、2年目以降は毎年「3980円/年」の更新料が必要になります。

XREA初期ドメイン(サブドメイン形式)を使用して利用を継続する場合(無料で継続する場合)は、「○○○.shop」の削除手続きが必要になります。

尚、他社で取得した独自ドメイン(有料)も使用できます。

無料での制限として広告が表示されます。

StarServer Free

WordPressが使える無料のレンタルサーバー:Star Server Free

StarServer Freeは、ネットオウル株式会社が運営しているスターサーバーのフリープランです。

ネットオウル株式会社はスタードメインというドメイン登録サービスも提供しています。

参考:StarServer Free

従来の無料レンタルサーバーは、スタードメインで独自ドメインを取得して、その独自ドメインを無料レンタルサーバーで利用する必要がありましたが、新しいサービスのStarServer Freeでは完全な無料レンタルサービスになっています。

StarServer Freeには、

  1. フリー
  2. フリー容量増加
  3. フリー PHP+MySQL

という3つの無料プランが用意されていますが、WordPressが使用できるのは「フリーPHP+MySQL」というプランです。

スマートフォンおよびタブレット端末からのアクセス時のみ広告が自動挿入されます。

項目 フリーPHP+MySQL
サーバー容量 2GB
独自ドメイン 1個
MySQL 1個
データベース
容量(制限値)
50MB
広告表示 あり(PCには表示されない)

StarServer有料プランのライトプランは、月額250円~で、内蔵ストレージがSSDになりWordPressが高速表示になる上、容量50GB、独自SSLが無料になります。

SiteMix

WordPressが使える無料のレンタルサーバー:SiteMix

SiteMixは、 WordPressを標準装備した無料レンタルサーバーです。

参考:SiteMix

データ容量は1.5GB。独自ドメインの利用も可能です。

容量は有料オプションで20GBまで増設可能です。

無料版は広告が表示されますが、月額162円で広告を非表示にできます。

項目 SiteMix
サーバー容量 1.5GB
独自ドメイン 1個
MySQL 1個
データベース
容量(制限値)
50MB
広告表示 あり(PCには表示されない)

広告表示はあるものの、簡易的なアクセスログ機能やウイルスチェックなど、無料でありながら機能が充実していますが、サイトの表示が耐えられないほど遅いことが難点です。

まとめ

以上、WordPressが利用できる無料のレンタルサーバーを紹介してきました。

全てに共通しているのは、作ったページに広告が表示され、サーバー容量が小さい(1GB程度)という制限があることです。

文字は大した容量を消費しませんが画像をよくアップロードする人には物足りない容量です。

また、サーバーのレスポンス速度も速いとは言えず、特にWordPressを使いますので動作が重たくなり、ページの表示速度が非常に遅かったりします。

WordPressでブログ記事を書く時はサーバーと通信しながら書きますので、作業効率にも悪影響を及ぼします。

中には、サーバーが数日間ダウンしても回復せず、サポートに連絡してもまともに対応してくれないといったところもあります。

広告を表示する訳ですからもう中途半端な対応はやめ快適に動作するようにした方が貸す側も借りる側も得だと思うのですがコストとの兼ね合いで難しいのでしょう。

WordPressを利用できる無料のレンタルサーバーを使う場合は、無料で使える代わりに、こういったリスクがあることを認識して使うことが必要で、本格的にブログを始める、サイトを作るといった場合は不向きであることを知っておく必要があります。

これからブログを開設して、できれば長く続けて行きたい方、アフィリエイトやアドセンスなどで広告収入を得ていきたい方などは、制限のない高機能のサーバーをレンタルして早めに本格的に取り組んだ方がお得です。

サーバーのレンタル料金くらいは広告収入ですぐに回収できます。

最小限の費用でWordPressが利用できるサーバーをレンタルしたい場合

現在は、格安でレンタルできるサーバーも増えてきました。

下の記事では、WordPressが使える高スペックのレンタルサーバーと一緒に、WordPressが使える格安レンタルサーバーも紹介しています。

月々100円~300円でも、無料サーバーとは比較にならないほど快適なブログの運用が実現できますので検討してみて下さい。

各レンタルサーバーの評判や口コミは下の記事で紹介しています。