レザークラフトとは、牛や馬、豚、ワニなどの革(レザー)を使って、財布やカードケース、キーホルダーなどの小物を作る手工芸のことです。
革工芸、革手芸、革細工とも呼ばれています。
レザークラフトは、体力も必要なく手先を使って脳にもよいと言われていますので、定年後の趣味としてもおすすめです。
ここでは、趣味「レザークラフト」の魅力やレザークラフトの始め方を解説しています。
レザークラフトの魅力
革製品は、高級感があり、耐久性が高く、手触りもよいことから日頃から魅力を感じている人も多いと思います。使い込むことで経年劣化も楽しめます。
革製品が安く作れる
しかし、一般に販売されている革製品はとても高価です。
その理由は革の素材自体が高価であることと作るのに手間と時間がかかっているためです。
その点、レザークラフトであれば、自分で手間と時間をかけて作れば革の素材にかかった料金だけで好みの革製品を作ることができます。
上達すれば市販品の何分の一かで作れるようになります。
何でも作れる
また、レザーは立体成型が容易で何でも作れるのもレザークラフトの魅力の一つです。
財布やカードケース以外にも、ブックカバーやノートカバー、バッグやベルト、スマホカバー、メガネケース、名刺入れと何でも作れます。
しかも、市販の革製品ではサイズが合わなかったり、自分にとってはちょっと物足りなく感じたりといった部分も自分の思い通りに作ることができます。
この世の中に一つ、一点ものが作れるというのも魅力です。
作った後も長い時間、楽しむことができます。
プレゼントとしても最適
さらに上達すれば、友達や家族へのプレゼントも作れます。
革製品ですしイニシャルなどを入れてやると喜ばれること間違いありません。
趣味:レザークラフトの始め方
レザークラフトは独学で始められる
レザークラフトは奥が深いものです。
近くに教室があれば通ってみるのもいいと思いますが、今はネットもありますので独学でもレザークラフトを趣味として始めることができます。
本屋やAmazonにもその手の本がありますし、YouTubeで学ぶこともできます。
初心者が効率的に始めたい・学んでいきたい場合は、
の2冊がおすすめです。
革の知識や必要な道具など基本的なことから革製品の作り方や金具の取り付け方、ファスナーの切り詰め方まで、写真入りで初心者にも解りやすく解説されていますので、この2冊で殆どの革製品が作れるようになります。
実際に独学ではじめて革製品を商品として販売するまでになった人もいますので趣味として始めるなら独学で十分です。
道具を買って何かを作ってみる
基礎知識を習得したら早速何かを作ってみます。
最初は、キーホルダーがおすすめです。
キーホルダーであれば、サイズが小さいので原材料費が安くて済みますし、レザークラフトの基本的な技法がしっかり学べます。万が一、失敗しても経済的被害は最小限で済みます。
作るものを決めたら道具を揃えます。
革を選んだら図面を引き、型紙を作って革を裁断。切ったり貼ったり縫い穴をあけて縫ったりして磨いて仕上げ。多くの場合はそういった工程で作品が出来上がります。
従って、揃える道具は、作るものによって変わってきますが、革を切る別たち、革と縫い穴をあける菱目打ち、ハンマーやゴム板、蝋引き糸、針、接着剤、コーンスリッカー(革の切り口(コバ)を磨くための道具)などが必要になります。
楽天市場やAmazonなどで道具のセットを購入すれば1万円以下で立派なものが購入できますし(革は別)、製品を作る際に必要な道具を買い足していくというやり方もできます。
ものによっては100円ショップにも売ってあるものもありますので、費用を抑えたければ100円ショップで揃えても構いません。
道具は一度揃えればずっと使えます。あとは革や糸などを買い足していきます。
革は、革の種類や色、厚さなど作製する革製品によって変わってきます。どういった革を選べばよいかなどは本などで学びます。
東急ハンズなどでも革は販売されていますので、革ごと手触りとかを確かめたければそちらに足を運ぶことをおすすめします。
キーホルダー作りに成功したら財布、カバンといったように難しいジャンルにも挑戦していきましょう。財布やトートバッグが作れるようになったら一人前です。
まとめ
レザークラフトの魅力や趣味としてのレザークラフトの始め方を解説してきました。
レザークラフトは、全く知識のない初心者の方でも独学で趣味とすることができます。
高価な革で財布やバッグなど自分の作りたいものを自分の気に入ったデザインで作れますし、作った後も使って楽しむことができます。
モノづくりが好きな人、手先が器用な人のインドアの趣味としておすすめですし、体力も必要なく、手先を使うと脳にも良いと言われているため、定年後の趣味としてもおすすめです。