水泳は健康の維持・増進に最も適したスポーツの一つです。
様々なスポーツの中でも水泳ほど体全体をバランスよく動かすスポーツはありません。
ここでは、水泳の効果と水泳が趣味におすすめな理由を解説しています。
水泳の効果
水の中の運動は、水の抵抗を受けながら歩いたり泳いだり、腕を回したり足をバタつかせたりするため、思ったよりカロリーを消費し、運動による効果を受けることができます。
運動不足の人は勿論のこと、心肺機能を強化したい、ダイエットをしたい、メタボ体系を解消したい、肩こりや腰痛を改善したい、不眠症を改善したいといった人に水泳は特におすすめです。
心肺機能や呼吸器系が丈夫になる
水泳の最も大きなメリットの一つが、心肺機能や呼吸器系が丈夫になる点です。
喘息の持病がある方が水泳を始めたら発作が出にくくなったということはよくある話です。
ダイエット効果・メタボ解消効果
水の中での運動は、自分で感じる以上に体全体が大きな負荷を受けています。
普段使っていない筋肉も使い、体全体の筋肉量を増加させることで基礎代謝が増加し、その結果、カロリーを消費しやすく痩せにくい体になります。
水泳は自分で思っている以上にカロリーを消費するので、ジョギングなど他の有酸素運動と比べてあまり苦痛を感じることなく、ダイエット効果やメタボ体系の解消効果が期待できます。
肩こりや腰痛が改善できる
肩をまわしたり、足をバタつかせたり、腰を捻ったりすることで肩こりや腰痛の改善・解消が期待できます。
特に肩こりの解消にはこれ以上ないスポーツです。
不眠症が改善できる
水泳が不眠症の改善に有効とされる理由は、有酸素運動が睡眠の質を改善するという点のほかに水の影響で神経が和らげられるという点もあると言われています。
特に水泳は、ウェイトトレーニングやランニングと比較して体への負担が少ないため、不眠症にも効果があるのではいかと考えられています。
水泳は定年後・老後の趣味におすすめ
定年後・老後と言えば、心肺機能や筋力などが急激に落ちる時期です。
このため、定年後・老後に筋トレや有酸素運動をすすめる専門家も少なくありません。
テレビなどの健康番組でも連日のように放送していますが、この筋トレと有酸素運動をバランスよく兼ね備えた運動が水泳です。
普段使っていない筋肉をバランスよく使うことで体全体の筋力を整えることができ、有酸素運動で心肺機能や呼吸器系の機能を高めることができます。
筋トレと有酸素運動には、定年後・老後の体と精神の健康を促進するための様々な効果があるため、水泳も様々な効果が期待できるという訳です。
筋トレと有酸素運動には想像以上に様々な効果があります。どのような効果が期待できるのか、下記のページで解説していますので是非参照してみて下さい。
趣味:水泳の始め方
水泳を始めるにあたって必要なものは、
- 水着
- キャップ
- ゴーグル
- 耳栓
- バスタオル
の5つです。髪の毛が詰まるのを防ぐため、男性でもキャップは必須です。
全部を揃えるのに1万円~2万円ほどかかります。
どこの地域でも探せばプールを解放しているところはあると思います。殆どの場合、市区町村で管理されている公営プールがあると思いますのでそれを利用するのがおすすめです。
公営プールを利用する場合は、1回300円~700円というのが目安です。
回数券などを設けているところもあります。
週に1~2回通っても月に5,000円ほどで済みます。
公営プールでもスポーツクラブでも温水が完備されていますので冬でも通うことができます。
受付を済ませて更衣室で水着に着替えたら、軽く準備運動・ストレッチをします。
プールを利用する前には必ず、化粧や整髪料を落としシャワーを浴びてから利用するなどルールやマナーを守るようにしましょう。
ほとんどのプールは、歩行専用レーンや自由に泳げるレーンなど目的別に分けられていますので各コースの利用ルールを守るようにしましょう。
最初は水の中を歩く歩行から。慣れてくれは体全体を動かして平泳ぎ、そしてクロールと無理のないように徐々に負荷をかけるようにします。
泳げない人でもビート板を使ってマイペースで泳ぐことができます。
まとめ
健康で充実した第2の人生を送るためには、定年を迎える60代からの趣味の選び方にも記載した通り、脳と体の健康によい趣味を1つは実践するのがおすすめです。
その点、筋トレや有酸素運動は、体の健康だけでなく脳の健康にもよいとされていますので、特に筋トレと有酸素運動のどちらの要素も兼ね備えている水泳は、定年後・老後の趣味に最も適した趣味の一つと言うことができます。
勿論、言うまでもなく現役(サラリーマン)の人や主婦・学生の方にもおすすめです。
是非、最初の一歩を踏み出されては如何でしょうか。