定年後の投資や資産運用初心者にはロボアドバイザーがおすすめ

定年後や資産運用初心者の投資パターン

これからは人生100年時代になると言われており、年金支給額も少なくなることが予想されることから、自分で老後の資産をやりくりする必要がでてきます。

定年後の投資(資産運用)

例えば定年退職した人は、退職金が少しでも資産運用などで増やせないかと考えます。

いつもお世話になっている銀行のホームページを見ると退職金向け優遇金利の定期預金があることを確認し、早速銀行の窓口に相談に向かいます。

退職金向け定期預金の説明を受けると、率がいいのは最初の年だけ。しかも年利1.0%というのは最初の3ヶ月だけという話。

計算してみると1,000万円預けても1年後に受け取れる額は2万円で、その次の年からは通常の金利分0.01%で800円程度と言います。

そんな話かとがっかりしていると担当者は決まって資産運用の話を切り出してきます。

資産運用初心者の投資(資産運用)

お金を増やせないかと考えているのは定年退職を迎えた人だけではありません。

銀行にお金を預けているものの年間の利息はすずめの涙。数百万円貯金していても1回の引出手数料でパーになることだって珍しいことではありません。

かといって投資なんていうものは知識のない自分には難しくて手が出せません。

銀行の窓口に行って相談しても果たしてそれが自分に合った商品なのかどうかもわかりません。

・・・

こういう話はよくある話です。

しかし、銀行の窓口などで勧めてくる商品は、お客様に合った商品!ではなくて、銀行側が売りたい商品かもしれません。

こんなご時世で銀行員のノルマも厳しいでしょうし、行員にとってポイントの高い特定の商品を積極的に提案してくる傾向があるのも無理はありません。

銀行に出向いて資産運用の相談をする方は銀行の勧める商品にはそういった傾向があることを念頭において話すといいかもしれません。

定年後の投資や資産運用初心者にはロボアドバイザーがおすすめ

今、世の中は空前のAIブームです。AIという言葉を聞かない日はありません。

近い将来、多くの職業がAIに奪われてしまうとも予想されていますが、反面、様々な分野で色々なものが便利になっていきます。

その代表と言えるものにフィンテック(FinTech)があります。

皆さんも一度は耳にしたことがあると思います。

フィンテックとは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、金融サービスと情報技術を結びつけたさまざまな革新的な動きを指します。

フィンテックは既に我々の生活の中に入り込んでいます。

身近な例では、スマートフォンなどを使った送金もその一つですが、ロボアドバイザーによる分散投資サービスもその一つです。

ロボアドバイザーとは?

資産運用には株式投資や投資信託、FX、ETFなどさまざまな種類がありますが、今注目されているのがロボアドバイザーによる投資(資産運用)です。

ロボアドバイザー(通称:ロボアド)とは、投資家(人間)ではなくAI(人工知能)を利用したロボットがアドバイスや資産運用を行うサービスです。

投資というと、これまでは投資家自身の判断で投資の対象を選定して購入する必要がありましたが、ロボアドバイザーを使えばそれら全てを自動でやってくれます。

このため、投資に関する知識も殆ど必要なくなり、初心者でも簡単に出来るとあって老若男女問わず人気が出ています。それこそ投資の初心者にも定年退職した人にもです。

今後はますますその傾向は高くなっていくことが予想されており、大手コンサル会社の米A.T.カーニーによる調査では、ロボアドバイザーが運用する資産額は2020年には220兆円に達するとされています。

ロボアドバイザーの種類

ロボアドバイザーには、「投資アドバイス型」と「投資一任型」があります。

アドバイス型は、ユーザーの投資方針に基づいたアドバイスのみを行い、投資一任型は、資産運用のアドバイスに加えて投資運用も行います。

投資アドバイス型資産運用(ポートフォリオ)の提案のみ
投資一任型資産運用(ポートフォリオ)の提案と運用

もともとは投資アドバイス型が主流でしたが、近年はテレビなどでもCMが流れたりして投資一任型のロボアドバイザーに人気が出ています。

ロボアドバイザーの投資対象

ロボアドの投資対象は運用業者のサービスにより異なりますが、主にETF(海外上場投資信託)国内の投資信託が主な対象になります。

投資方針などに関するいくつかの質問に回答することで、ユーザーの資産規模やリスク許容度を考慮して、最適な投資配分を提案、また資産運用を行なってくれます。

ロボアドバイザーのメリット

ロボアドバイザーには具体的にどういうメリットがあるのでしょうか。

通常の投資信託との違い

通常の投資は、投資家自身が各商品のリスクや収益性を考慮して資金を複数の投資信託などに分散投資するといった形で行われます。

従って投資に関する知識や経験がない人はどのように投資したら良いか分からず、下手に手を出すとコストパフォーマンスの良くない商品を選択したりする可能性も出てきます。

これに対して、ロボアドバイザーはそういった商品の選択・資金の配分といったものや、分配金の再投資や市場の動向に合わせたポートフォリオの見直し(最適化)といったものを自動でやってくれます。

このように、ロボアドバイザーによる投資では、投資に関する知識も必要なく、一連の手間が省け、自宅にいながら簡単に始められ、また始めた後も完全放置(放ったらかし)でいられるというメリットがあります。

銀行の窓口との違い

銀行の投資相談窓口などに出向いたことがある人であれば、投資相談窓口とロボアドバイザーと変わらないのでは?と思う方もいると思います。

しかし、銀行の窓口で取扱い商品の枠を超えて本当にお客様のことを考えてポートフォリオを形成してくれるのかは疑問です。

勧めてくるのは、お客様に合った商品!ではなくて、銀行側が売りたい商品かもしれません。特に銀行の利益となる手数料の高い商品は売りたい商品の筆頭です。

銀行員にはノルマもありますし、商品ごとに獲得ポイントのようなものがありますので、そういった高いポイントが得られる商品を積極的に提案してくる傾向があります。

勿論、中には親身になって相談にのってくれる担当者がいるのも事実ですが、ロボアドバイザーはこのようなしがらみに縛られることなく、組み込まれたアルゴリズムに従ってお客様に最適な商品を提案してくれます。

コスト面

コスト面では、通常の投資信託同様、運用手数料がかかります。

例えば、ロボアドバイザー「ウェルスナビ」や「THEO」の手数料(年率)は預かり資産額の1%(3000万円を超える部分は0.5%)となっています。

個別で見ていくと通常の投資信託の方が運用手数料が安いものもありますが、平均的にはロボアドバイザーの方が安いように感じます。

感情に左右されない

例えば個人で株式投資をしていると、株の上昇局面や下落局面などで一喜一憂し、感情によって大きく損をしてしまいがちです。

本来は、例えば株の下落局面では、大きな損害を被ることがないよう早めにロスカットすることが常識とされていますが、感情が入ると冷静な判断ができない場合もあります。

その点、ロボアドバイザーには感情がないためその時点で最もいいと思われる判断に基づいて、素早く処理を行ってくれます。

結果的にその判断が利益につながるかどうかは別として、感情によって大きく損をしてしまいがちな人にはメリットになります。

口座の開設が簡単で早い

ほとんどのロボアドバイザーの口座開設はオンラインで全て完結します。

面倒なことと言えばマイナンバーカードをスマホで撮影してアップすることくらいです。

早ければ、2~3日程度で口座が開設され、ログイン情報が郵送で届きます。

そして入金が確認されたら運用が開始できます。

実際に始められるまでの時間は通常の証券口座の開設よりも早いのが一般的です。

特定口座で確定申告は不要

本来、利益には、株や投資信託と同じで20.315%(所得税15.315%+住民税5%)の税分がかかりますので確定申告をする必要が出てきます。

口座の種類には、
・特定口座(厳選徴収あり)
・特定口座(厳選徴収なし)
・一般口座(厳選徴収あり)
の3種類がありますが、特定口座(厳選徴収あり)を選択して開設しておけば、税金の徴収から支払い自体も勝手にやってくれますので自分で確定申告する必要がなくなります。

確定申告が面倒な人は特定口座(厳選徴収あり)を選ぶようにしましょう。

ちなみに一般口座を選択すると株式投資や投資信託など他の損益と通算して20万円以上の利益があった場合は、自分で原則確定申告が必要になります。

おすすめのロボアドバイザー

ここではおすすめのロボアドバイザーを2つ紹介します。

THEO

THEO(テオ)は、株式会社お金のデザインが運営するロボアドバイザーです。海外ETFを中心に世界に分散して投資(国債分散投資)します。

THEOの特徴

THEOは、スマホで1万円から投資が始められるため利用者の多くが20代〜30代と若い点が特徴的です。資産運用の初心者や投資経験の浅い方でも気軽に資産運用できるところが人気の理由です。

自動積立も月額1万円から可能。積立停止や再開はいつでもできるから安心です。また複利効果も期待できます。

THEOのアルゴリズムはノーベル賞を受賞した学者が提唱した、2つの理論を利用して開発されています。機関投資家も採用している高度な運用手法を手軽に利用することができます。

手数料は年率・税抜きで1%のみ。

売買手数料や為替手数料は全てTHEOが負担してくれます。

THEOの投資一任報酬

主な機能最適な運用プラン診断
資産運用のお任せ
投資対象商品海外ETF
最低投資金額1万円(自動積立1万円/月から)
手数料(年率)3,000万まで1.0%(税別)
3,000万円超の部分0.5%(税別)
売買手数料、出金手数料、為替手数料0円
その他ETF分配金の再投資ができる
アプリで運用実績の確認ができる

ロボアドバイザーTHEO

ウェルスナビ

ウェルスナビ(WealthNavi)は、ウェルスナビ株式会社が運営しているロボアドバイザーサービスです。海外ETFを中心に世界に分散して投資(国債分散投資)します。

ロボアドバイザーの中では預かり資産・運用者共にNO.1です。

ウェルスナビ(WealthNavi)

ウェルスナビの特徴

ウェルスナビのアルゴリズムはノーベル賞を受賞した学者が提唱したポートフォリオ理論などに基づき、世界の富裕層や機関投資家など1部の人間だけが享受してきた高度な金融アルゴリズム による資産運用を手軽に利用することができます。

自動積立も月額1万円から可能です。

手数料は年率・税抜きで1%のみ。そして、長期運用の場合は、最大0.90%まで手数料が引き下げられます

最低投資金額は10万円。利益にかかる税負担の軽減機能があるのは助かります。

主な機能最適な運用プラン診断
資産運用のお任せ
投資対象商品海外ETF
最低投資金額10万円(自動積立1万円/月から)
手数料(年率)3,000万まで1.0%(税別)
3,000万円超の部分0.5%(税別)
※長期運用の場合は最大0.90%まで手数料が引き下げられます
その他ETF分配金の再投資ができる
DeTAX機能(自動税金最適化)(※)
アプリで運用実績の確認ができる

※DeTAX(デタックス)とは、分配金の受け取りやリバランスなどによって生じる税負担の一部または全部を、保有銘柄の「含み損」を実現して「利益」を相殺することにより、税負担を翌年以降に繰り延べる機能です。

ウェルスナビ

まとめ

これまではある程度の知識や経験がなければ手が出せなかった投資ですが、ロボアドバイザーであれば難しい投資判断も自動的にかつ迅速にやってくれますので投資初心者(資産運用の初心者)や定年退職した方でも、選択肢の1つとしておすすめです。

過去の運用実績はウェルナビが若干良いようです。

少額から始められ、ほったらかしで資産運用できるという面もメリットですし、特にこれらのロボットのアルゴリズムはこれからも日々進化していくという点もメリットです。

但し、言うまでもなく投資は自己責任です。儲かる場合もあれば損をする場合もあります。投資は余裕資金で行うことをおすすめすします。