ここでは、ネットビジネスのビジネスモデルの一つであるオンラインサロンについて、その内容やメリット、また、オンラインサロンの始め方について解説しています。
オンラインサロンとは?
オンラインサロンとは、インターネット上で展開される会員制のコミュニティのことです。無料でも運営できますが、有料のサロンが多いため月額会員制コミュニティとも言われています。
オーナーは、あるテーマを掲げたオンラインサロンを開設し、会員になるにはサロンのオーナーに申請して承認してもらう必要があります。
運営の仕方にルールはありませんが、主催者がノウハウを配信するタイプや、会員同士でコミュニケーションがとれるタイプ、またその両方を併せ持つタイプがあります。
例えば、主催者がノウハウを配信するタイプとしては、堀江貴文氏が運営するイノベーション大学校「HIU」や、西野亮廣が運営する「西野亮廣エンタメ研究所」などが有名です。
会員同士でコミュニケーションがとれるタイプとしては、車や釣り、ゲーム好きの人など、同じ趣味や興味を持つ会員を集めて情報配信・意見交換をする趣味共有系サロンがあります。
アイドルやモデルのファンクラブのサロンとしても活用されます。
また、サロンによっては会員限定のイベントやオフ会を開催しているところもあります。
運営側から文字だけの情報配信で成り立つ有料メルマガと異なり、オンラインサロンは画像や動画を配信でき、会員側からも情報発信するとができる点で優れています。
また、セミナーとも違い、会員である間は常に意見交換ができることも魅力です。
オンラインサロンのテーマにはどのようなものがあるか
オンラインサロンのテーマとしては、
- ビジネス
- マネー
- 技術
- 語学・資格
- 株
- 美容と健康
- ファッション
- ゲーム
- グルメ・食
- 政治経済
- 教育
- 占い
- 恋愛
- スポーツ
- クルマ・バイク
- 旅行
- キャンプ
- 日記
などがあります。
オンラインサロンのメリット
オンラインサロンのメリットとしては、
オーナー側としては、
- 無料で始めることができる
- 月額課金にすれば売り上げや収入が安定しやすい
- 価格設定が自由
- オフラインイベントなどの集客へも繋げられる
といったメリットが、会員としては、
- 同じ価値観の仲間と出会える
- 自分の欲しい情報やノウハウ、また質の高い情報を入手できる
- クローズドなので一般には公開されたくないような情報も投稿することができる
- 有料の会員制なので誹謗中傷の被害になったりするリスクが少ない
- 有名人や芸能人と距離が近くなる
といったメリットが上げられます。
オンラインサロンの始め方
オンラインサロンを始めるには、オンラインサロンのテーマと、どういう運営の仕方(タイプ)にするか決めた上で、
- オンラインサロンのプラットフォームを決める
- 料金体系や規約を決めて決済システムがない場合は決済システムを用意する
- 他のSNSなども使って集客する
という流れになります。
勿論、お金を取らずに運営することも可能です。
何よりも重要なのは、サロンのテーマと運営の仕方です。
サロンの成否を左右する最も重要なことなのでよく考えて決めます。
オンラインサロンのプラットフォームを決める
オンラインサロンのプラットフォームは、
- オンラインサロン専用のプラットフォームを利用する
- FacebookやLINEなどのSNSを利用する
- 自分でプラットフォームを立ち上げる
方法で開設することができます。
オンラインサロン専用のプラットフォームを利用する方法
オンラインサロン専用のプラットフォームには、
などがあり、これらは、オンラインサロンの運営に必要な機能を一通り保有しています。
例えば、DMMオンラインサロンでは、決済時の支払い方法として、クレジットカードのほか、キャリア決済、コンビニ支払い、メルペイ、楽天Pay、その他を用意しています。
但し、そのシステムの利用料として、目安として売上の10%~20%が徴収されます。
また、サロンの開設には審査があります。
FacebookやLINEなどのSNSを利用する方法
例えば、Facebookでオンラインサロンを開設する場合は、グループ機能を利用します。
- Facebookでアカウントを作成
- プライベート(旧非公開グループ)でグループを作成
といった簡単な操作でオンラインサロンを立ち上げることができます。
Facebookは実名での参加となりますので、炎上しづらいという特徴がありますし、
- 投稿履歴が遡って見れる
- 画像や動画なども投稿することができる
- イベントの作成・告知ができる
- アンケートができる
- アルバムが作成でき共有できる
- ライブ配信ができる
など、機能も充実しています。
勿論、料金も無料です。
但し、Fecebookには、決済システムがありませんので、サロンを有料で運営していくには、事前に、
- 銀行振込にて入金確認を行う
- PayPalにてクレジットカード決済を受ける
- BASEをの決済システムを利用する
といった運用を行う必要があります。
自分でプラットフォームを立ち上げる方法
WordPressなどを使ってオンラインサロンを構築する方法です。
初期投資が必要ですが、ZOOMYなどのSNS専用のWordPressテーマを使えば、独自のオンラインサロンを構築することができます。
オンラインサロン専用のプラットフォームのような審査もありませんし、SNSを利用した場合のアカウントの凍結リスクというのもありません。
WordPressテーマを一つ購入すれば複数のサイトで使い回しができることを考えるとコスパ的にもお得にできる人は多いかもしれません。
但し、ZOOMYには、決済システム機能はありませんので、サロンを有料で運営していくには、
- 銀行振込にて入金確認を行う
- PayPalにてクレジットカード決済を受ける
- BASEをの決済システムを利用する
といった運用を行う必要があります。
料金体系や規約を決めて決済システムを用意する
オンラインサロンをスタートするにあたって、有料にする場合は、入会金や月会費を決めておく必要があります。トラブルが発生しないよう、規約やルールも決めなければなりません。
また、上でも書いたように、FacebookやZOOMYなどのWordPressテーマを使ってサロンを開設する場合は、会費を徴収する決済システムがありませんので、自分で用意する必要があります。
自分で決済システムを用意する方法
決済システムの方法として、多くの場合は、
という方法がとられます。
但し、毎月会費を支払ってもらう形をとる場合は、銀行振込は運用に合いません。
Paypalのクレジットカード決済手数料は、2.9%+40円~と比較的低額です。
BASEは、本来オンライン上にお店を解説するシステムですが、オンラインサロンを販売するというイメージで決済できます。定期便という機能を使って、サブスク決済の設定も可能です。
BASEでは、クレジットカードのほか、キャリア決済、コンビニ決済、後払いなどの支払いにも対応しており、初期費用・月額費用が無料で販売された時点で手数料(決済手数料3.6%+40円+サービス利用料3%)が発生するプランを用意しています。
PaypalもBESEも初回の設定が終われば、オンラインサロンからリンクを貼るだけで決済ができるようになるため、オンラインサロンだけでなく様々なビジネスにも役に立ちます。
集客する
プラットフォームができたら、FacebookやTwitterなどのSNSを使って集客をします。
オンラインサロンの目的や趣旨を理解してもらうためにプロフィールも活用します。
サロンに入会するための集客も大事ですが、入会した会員が退会しないようにすることも大事です。サロン内で起きたトラブルなどは迅速に、かつ、誠実に対応しなければなりません。
まとめ
以上、ネットビジネスのビジネスモデルの一つであるオンラインサロンについて、その内容やメリット、また、オンラインサロンの立ち上げ方について解説してきました。
長く運営してくことを考えると、立ち上げ時のプラットフォーム選びは重要です。
DMMオンラインサロンなどは、運営していくための機能は揃っているものの、20%という手数料は高すぎることを考えると、収益を最大化するという意味では、最初に気合を入れて、独自のサロンを立ち上げた方がいいかもしれません。
会員数も伸びて、支払う手数料が高くなり、そでれはもっと手数料の安い方へ、と他のプラットフォームに乗り換えるといったことも簡単にはできません。
また、オンラインサロンは、必ずしも有料で運営する必要はありません。
無料で会員を募集し、サロン内で収益化を図るといったやり方もあります。
いずれにしても、オンラインサロンは立ち上げることより運営する方が大変です。
質の高いコンテンツの提供に自信のある方は挑戦してみて下さい。