介護にかかる期間と費用はどれくらいか

介護には期間と費用がどれくらいかかるのか。自分の収入で介護費用を捻出して介護サービスを受けることができるのか。

介護は先の見通しが立たないためそのようなことを心配されている方は少なくないと思います。

ここでは、実際に介護にどれくらいの期間と費用がかっているのか解説します。

介護にかかる期間と費用

実際に介護にかかっている期間と費用はどれくらいでしょうか。

生命保険文化センターが行った「生命保険に関する全国実態調査」によれば、介護期間と介護費用はそれぞれ以下のようになっています。

介護期間

介護期間 全体に占める割合
6カ月未満 6.4%
6カ月~1年未満 7.4%
1~2年未満 12.6%
2~3年未満 14.5%
3~4年未満 14.5%
4~10年未満 28.3%
10年以上 14.5%
不明 1.7%
平均 54.5ヵ月(4年7ヵ月)

介護の期間の平均値は、4年7ヵ月。

4~10年が28.3%と最も多く、4年以上が全体の43%ほどと半分近くを占めています。

介護費用

介護にかかる一時的な費用の合計

介護にかかる一時的な費用とは、介護にあたって実施するバリアフリーなどの住宅のリフォームや介護用ベッド、車イスなどの購入費用などです。

介護にかかる一時的な費用 全体に占める割合
掛かった費用はない 15.8%
15万円未満 19.0%
15~25万円未満 8.6%
25~50万円未満 6.8%
50~100万円未満 9.1%
100~150万円未満 6.0%
150~200万円未満 1.9%
200万円以上 6.1%
不明 26.7%
平均 69万円

介護にかかる月額費用

介護にかかる月額費用 全体に占める割合
支払った費用はない 3.6%
1万円未満 5.2%
1万~2万5千円未満 15.1%
2万5千~5万円未満 11.0%
5万~7万5千円未満 15.2%
7万5千~10万円未満 4.8%
10万~12万5千円未満 3.0%
15万円以上 15.8%
不明 14.2%
平均 7.8万円

引用:生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」/平成30年度

これらの費用の殆どは、介護保険による介護サービス利用額の自己負担分です。

介護にかかる総費用

以上のように、介護の期間は平均4年7カ月、また、介護に要した費用(公的介護保険サービスの自己負担費用を含む)は、住宅改造や介護用ベッドの購入などの一時費用の合計が平均69万円月々の費用が平均7.8万円となっています。

これらはあくまでも平均値ですが、これらのデータをもとに計算すると、およそ500万円が介護に必要な金額ということになります(7.8万円×4年7ヵ月+一時費用69万円)。

在宅介護と施設に入所して行う介護とでは当然、金額も変わってきますし、一人暮らしで介護にかかわる家族がいない場合は、日常生活のあらゆることに関して介護サービスを利用しなければならなくなるためその分お金がかかってきます。

介護にかかる期間と費用のまとめ

以上、介護にかかる期間と費用について解説してきました。

要介護度が高くなるにつれ、介護サービスに頼ることも多くなり、その分、費用もかかってきますので、そうなる前に日頃から健康を意識した生活を心がけることが重要です。

それでも介護が必要な状態になってきたら、まずは家族で話し合いの場をもち、介護される方本人の年金や貯蓄内で収まる介護を検討しましょう。

勝手にお金を建て替えたりするのはトラブルのもととなりますし、計画立てて介護を行わなければ介護破産にもなりかねません。

そういう事態に陥らないためには、どういう制度があるのかを知り、その制度を理解することも重要です。申請すべきものは忘れないように申請し、制度を有効活用するようにしましょう。