生前整理や断捨離をメルカリで行う手順!節約にもなります

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ここでは、生前整理や断捨離をメルカリを利用して行う手順について解説しています。

残された家族にとって遺品整理は経済的にも精神的にも負担になります。

そのため、終活の一環として、生前整理や断捨離をしたいと考えている方も多いと思います。

しかし、生前整理や断捨離も、ただ単に捨ててしまうのは勿体ないことです。しかし、かといって、リサイクルショップに持ち込んでもいくらにもなりません。

そこで活用したいのが中古品の売買が簡単にできるフリマアプリの「メルカリ」です。

私も何度も経験していますが、リサイクルショップでは500円程度でしか引き取ってくれないものでもメルカリでは5,000円以上で売れることも少なくありません。

そういう便利なツルがある訳ですからシニアだからと利用するのを面倒がったり諦めたりするのではなく、便利なものは積極的に使う習慣を身に着けた方がお得なのです。

とはいえ、面倒そう、難しそう、何をどうすれば分からないと思う人も少なくないはずです。

実は私もただ単に不要品の整理としてメルカリを利用していますが、始める前は、出品から売れた後の処理の仕方、また送料などが分からずにずっと躊躇していました。

しかし1度経験みると非常に簡単でした。私のように食わず嫌いの人も少なくないと思うのでそういう人は、一度この記事に目を通して頂ければと思います。

特に、メルカリの利用者は若者ばかりと思いきやメルカリの利用者で一人当たりの売上額が最も多い年代は60代以上、続いて50代と、メルカリ長者は若者ではなくシニアの方なんです。

シニアの方の中は、終活の一環としての生前整理や断捨離をメルカリを利用して行っている人が多いと言われています。

生前整理や断捨離をメルカリで行う手順

メルカリの仕組み

まずはメルカリの仕組みを簡単に解説します。

メルカリ

メルカリは、物を売りたい人と、物を買いたい人を仲介するフリマアプリです。

出品者も購入者も登録費用や月額費用といったものは必要なく無料で使えます

そして、出品したものが売れるとメルカリ側から販売手数料として10%が販売代金から差し引かれる仕組みになっています。

これに送料がかかりますので、販売代金は販売手数料と送料を差し引いても利益が出る金額に設定する必要があります。

整備されたインフラとルールを持つメルカリを利用することで、運用上のトラブルや金銭のやり取りにおけるトラブルを最小限に抑えることができます。

メルカリの取引に参加したい場合は、以下の手順を踏む必要があります。

  1. メルカリアプリをインストールして会員登録
  2. 物を売りたい人は、写真を撮影して商品の情報を入力して出品
  3. 物を買いたい人はその物を購入して代金を支払う(代金はメルカリ側で一時ストック)
  4. 出品者は商品が売れたら梱包して発送する
  5. 商品を受け取った購入者と出品者がお互いを評価する(売上が確定)
  6. 申請すればメルカリから出品者に売上代金が支払われる

一つ一つ見ていきます。

メルカリアプリをインストール

スマホでメルカリを利用する場合はメルカリアプリをインストールする必要があります。

iPhoneの人はApp Storeから、Androidの人はGoogle Playストアからダウンロードできます。

アプリは、それぞれの検索で「メルカリ」と入力すれば見つけられます。

勿論、メルカリアプリは無料で使用できます

インストール時に「支払い方法の設定」が表示されたら「スキップ」で構いません。

また、メルカリはパソコンでも使えます。

パソコンからであればダウンロードすることなく会員登録からできます。

メルカリ

※この記事を書いた後に細かい変更があるかもしれませんが大きな流れは変わりません。

メルカリアプリをインストール

会員登録

アプリをインストールしたらメルカリのアイコンをタップして会員登録を行います。

Google、Facebook、Apple、メールアドレスのいずれかで会員登録を行いますが、例えばメールアドレスで会員登録を行う場合は、「メールアドレスで登録」をタップし、表示された画面で、

  1. メールアドレス
  2. パスワード
  3. ニックネーム
  4. 性別
  5. 招待コード

を入力し、次に進みます。

招待コードは入力しなくても構いませんが「BYVMCS」と入力すると500ポイントが貰えるので是非登録して下さい。

メルカリで会員登録1

続いて、本人情報登録画面が表示されますので、「姓名」と「生年月日」を入力します。

メルカリ:本人情報登録画面

必ず本名で登録するようにしてください。メルカリでは取引の際はニックネームが表示ができたり、配送では匿名配送が使えたりするなど、個人情報を守るためのサービスが充実しています。

最後にスマホの電話番号を入力すると、そのスマホにSMS認証番号が送付されてきますので、その認証番号を入力すれば登録完了です。

電話番号も本人確認や不正利用防止のために使われるだけで、他のユーザーに公開されることはありません。

写真の撮影

メルカリでは一部の売ってはいけないものを除いて基本的には何でも売ることができます。

家にある不要品を販売するのも良し、せどりを副業としてするのであれば、ネットやリアル店舗で安く売っているものを買ってきて販売するのも問題ありません。

売りたい物を出品する場合はまずは出品物の写真を撮ることから始めます。

その後、出品物の説明や値段などを決めて入力します。

ここではスマホを使って、まずは写真を撮る方法を解説します。

出品するには、メルカリアプリにログインし、下のメニューで「出品」をタップします。

表示された画面で「写真を撮る」をタップし、メルカリのアクセスの許可の有無が表示されたら「許可する」をタップします。

メルカリへ出品:写真を撮る

その場で写真を撮ることもできますが、予めスマホのカメラで撮っておいた写真を登録する場合は、「アルバム」をタップします。

出品する商品の写真は10枚まで掲載できます。

尚、出品する場合、写真は必須です。写真は様々な角度から分かりやすく撮るのが親切です。

メルカリは、明るさやコントラストなどを調整できる機能もあるので便利です。

商品情報の入力

写真を登録したら、次に商品の情報を入力していきます。

商品の情報として、

  1. カテゴリー
  2. 商品の状態
  3. 商品名
  4. 商品の説明
  5. 配送について(配送料の負担、配送の方法、発送元の地域、発送までの日数)
  6. 販売価格

がありますので、一つ一つ入力していきます。

メルカリ:出品する商品の情報入力画面

配送料の負担では、送料を購入者負担とすることもできますが、ぞの場合は送料がわからないため、買い手がつきにくくなってしまいます。基本的には出品者負担がおすすめです。

配送の方法は、「らくらくメルカリ便」や「ゆうゆうメルカリ便」といった発送方法です。これらの発送方法は理解して設定する必要がありますので後で説明します。

発送元の地域は、出品者が発送する都道府県です。自動で表示されます。

発送までの日数は、商品を梱包して発送するまでに要する日数の目安です。「1~2日で発送」としておくと売れやすくなります。

販売価格は自由に設定できます。販売価格を入力すると販売手数料と販売利益が自動的に表示されます。メルカリの取り分(販売手数料10%)を差し引いた90%が出品者の販売利益です。

販売価格はメルカリに徴収される販売手数料10%送料関係の費用を差し引いても利益が出る金額にします。

出品

商品情報を入力したら、「出品する」または「下書きに保存する」をタップします。

出品するをタップすると即座に出品されますが、下書きに保存した場合は出品はされません。後から情報を充実させて出品することができます。

出品したら後は売れるのを待つだけです。

中には商品について確認したり値下げ交渉をしてくる人もいますので丁寧に対応します。

送料がネックで値下げが難しい場合でも、購入者が近くに住んでいて手渡しが可能な場合は、送料分の値下げにも応じられます。

そういう交渉をしてくる人は少なくありません。

商品の梱包

商品が売れたらメルカリの「やることリスト」に通知が来ますので商品を梱包して発送します。

メルカリで商品を販売した場合の利益は、メルカリから差し引かれる販売手数料10%と発送する際にかかる送料関係の費用を差し引いた金額です。

そして、送料関係の費用とは、梱包資材料金と送料です。

梱包資材とは、ダンボールやビニール袋、クッション用素材、テープなどです。

従って、できるだけ安い梱包資材と送料で送るのがお得になります。

梱包資材は、メルカリストアでも販売されていますし、ホームセンターや100円ショップ、コンビニ、郵便局などでも販売されています。

メルカリストアの梱包資材

メルカリで副業をするのでなければ、そうそうメルカリを利用することもありません。

利用したとしてもその都度、梱包物のサイズも異なるでしょうから、その都度、ホームセンターや100円ショップ、コンビニ、郵便局などで調達した方がいいでしょう。

私は専ら売上が発生した都度、ホームセンターで購入しています。

梱包資材

梱包する箱のサイズは送料と関わってきますので重要です。

商品の発送

メルカリで売れた商品の発送場所は、主に郵便局ヤマト運輸営業所コンビニの3つです。

メルカリでは、商品を発送する方法として、「小~中型サイズのもの」と「中~大型サイズのもの」を送る場合で様々な配送方法を用意しています。

小~中型サイズのものを送る場合

  1. らくらくメルカリ便(ネコポス)
  2. ゆうゆうメルカリ便(ゆうパケット)
  3. ゆうゆうメルカリ便(ゆうパケットポスト)
  4. 定形郵便
  5. 定形外郵便
  6. クリックポスト
  7. スマートレター
  8. レターパックライト
  9. レターパックプラス

各サイズと料金、発送場所などの詳細は以下の通りです。

中でも「ゆうパケット」と「ゆうパケットポスト」は宛名なしで発送できるのが魅力です。

メルカリの配送方法(小~中型サイズ)

中~大型サイズのものを送る場合

  1. らくらくメルカリ便(宅急便コンパクト)
  2. らくらくメルカリ便(宅急便)
  3. ゆうゆうメルカリ便(ゆうパケットプラス)
  4. ゆうゆうメルカリ便(ゆうパック)
  5. たのメル便

各サイズと料金、発送場所などの詳細は以下の通りです。

メルカリの配送方法(中~大型サイズ)

おすすめは「らくらくメルカリ便」と「ゆうゆうメルカリ便」

おすすめは、らくらくメルカリ便ゆうゆうメルカリ便です。

らくらくメルカリ便はヤマト運輸ゆうゆうメルカリ便は日本郵便と連携していて、どちらもQRコードを用いて配送することができます(宛名書きが不要)。

また、らくらくメルカリ便ゆうゆうメルカリ便は、サイズを広くカバーしていますし、お互いの個人情報を伝えず匿名のまま発送手続きができますので安心です。

例えば、アクセサリー、書籍、薄手の衣類、スマホケースなど、角形A4サイズで厚さ3cm以内、重さ1kg以内の場合は、らくらくメルカリ便のネコポスで全国一律210円(税込)です。

重さが2kg以内で、荷物の縦・横・高さの合計が60cm以内に収まる小物(衣類やバッグ、スニーカー等)であれば、らくらくメルカリ便の宅急便で全国一律750円(税込)です。

私は服を中心に出品しますので、ほぼ、らくらくメルカリ便の宅急便を利用します。

下の「商品を発送する例」で詳しく解説しますが、売れた後の作業は、商品を梱包したダンボール箱をヤマト運輸に持って行き携帯電話のQRコードを見せるだけです。宛名書きも不要ですし、誰が送るのか誰に送るのかもわかりません。送料も売上金から差し引かれるので料金の支払いも発生しません。

各配送方法の内容や送料については、下記のページが参考になります。

参考:らくらくメルカリ便

参考:ゆうゆうメルカリ便

尚、売れた商品に合う梱包資材(ダンボール)は、自分で購入する必要があります。

ホームセンターなどに行くと下の図のような感じで販売されていますので、商品のサイズから適した梱包資材を購入します。

梱包資材の販売

例えば宅配サイズが60でしたら、らくらくメルカリ便の宅急便60サイズ、または、ゆうゆうメルカリ便のゆうパック60サイズで配送することができます。

送料は、それぞれ750円、770円です。

販売する商品を選んだ時におよその梱包資材(ダンボール)のサイズはわかりますので、上に記載した商品情報の入力における「配送の方法」は、その発送方法を設定します。

大型商品は梱包・発送たのメル便で発送

3辺の合計が160サイズより大きな商品を送る場合は、「梱包・発送たのメル便」が便利です。

3辺の合計が450cmまでの大型の荷物に対応した配送サービスです。

例えば、荷物の縦・横・高さの合計が350cm以内といった冷蔵庫やタンスなどの大型商品であれば、梱包・発送たのメル便で、梱包作業もおまかせできて全国一律18,500円(税込)です。

参考:たのメル便

商品の重量とサイズから適した配送方法を選択します。

商品を発送する例

商品を発送する具体的な流れは、例えばらくらくメルカリ便の場合は以下のようになります。

  1. 商品を出品する時の配送方法で「らくらくメルカリ便」を選択
  2. 商品が売れたら通知が来ますので「らくらくメルカリ便」の中の発送方法で「ヤマトの営業所へ持ち込んで発送」を選択(集荷サービスも利用可能です)
  3. 以上が完了するとスマホで、配送用の「QRコード(2次元コード)」が表示されます
  4. 家で商品を梱包してヤマト運輸の営業所に持参
  5. 入口にQRコードをスキャンする機器があれば、そこで③のスマホの「QRコード(2次元コード)」を表示してスキャンさせ、送付状を印刷して商品と送付状を窓口に持ち込む
  6. 入口にQRコードをスキャンする機器がなければ、窓口に行って③のスマホの「QRコード(2次元コード)」を表示してスキャンしてもらい商品を渡す
  7. 窓口では「メルカリ便で」というとスムーズです
  8. 宛名書きも送料の支払いも不要です

梱包した商品をヤマトへ持ち込む

「QRコード」はスマホで配送・発送方法、サイズなどを指定すると自動で作成されます。

宛名書きは不要ですし、持ち出し金も不要です。

送料は、取引が完了した後に販売利益から自動的に差し引かれます

追跡番号もありますので商品の配送状況も確認できます。

出品者・購入者がお互いを評価する

商品を発送し、購入者に商品が届いたら、購入者は受取評価を行います。

購入者は、後のトラブルを避けるためにも必ず中身を確認して評価を行います。

購入者が受取評価を行うと、出品者のスマホにプッシュ通信トメールが届きますので、出品者も購入者について評価を行います

お互いの評価が終わると取引は完了。利益も確定します。

評価は蓄積され、次回の取引の際の参考にされます。出品者、購入者の信頼性に繋がりますのでルールを守って取引するように心がけましょう。

尚、販売で出た利益は取引ごとに出品者の口座に入金される仕組みではありません。

現金化したいときはメルカリ事務局に振込申請をします。

数日以内に指定の銀行口座に入金してもらえます(手数料200円)。

マルカリで商品を買う手順

一応、メルカリで買いたい物を買う手順も説明しておきます。

欲しい物を探す時は、商品名で検索したり、カテゴリーで絞ったりして探すことができます。

買いたい物がある場合は、商品を選んで「購入手続きへ」へ進みます。

後の流れは、Amazonや楽天市場で購入する時と変わりません。

代金の支払いは、

  1. クレジットカード払い
  2. コンビニ払い
  3. キャリア決済
  4. ATM払い
  5. メルカリポイント利用・メルペイ残高利用

などが利用できます。

メルカリでの売上金をポイントに変えてそのポイントでメルカリなどで商品を購入することもできます。

支払い手数料は、クレジットカードとポイント払いは無料、その他は100円かかります。

メルカリでは商品の購入者が先に代金を支払いますが、そのお金はトラブル防止のためにメルカリ事務局が一度預かり、商品が届いてから出品者に渡るようになっています。

従って、購入者は安心して取引ができます。

代金を支払ったら商品を待ち、商品が届いたら取引についての評価をして完了です。

まとめ

以上、生前整理や断捨離をメルカリで行う手順を解説してきました。

生前整理や断捨離で売れそうなものを見つけたら、写真を撮り、メルカリに出品。

商品が売れたら梱包して発送し、購入者が受け取ったら評価して完了です。

ハードオフとかリサイクルショップに持ち込んでも100円と言ったものがメルカリでは3,000円ほどで売れたりしますので、是非活用したいものです。

メルカルアプリの利用は無料なので売れなくても損をすることはありません。

子供やお孫さんがいれば、メルカリでの出品を頼んでみるのもいいかもれません。

友人は子供に頼み、売れて得た利益の半分を子供や孫に小遣いとして渡しています。子供たちにとっては日常ですのでいい小遣い稼ぎになっているといいます。

シニアの年代ともなると不要品が沢山溜まっていたり、高価な不要品が眠っているといったこともあるかもしれません。

メルカリで得た利益で優雅に温泉旅行というのもいいと思います。