有料のWordPressテーマで「DIVER」と「JIN」のどちらを選ぶべきか迷っている方も少なくないと思います。
両者は、ブログにおすすめのWordPressテーマでも取り上げている通り、ポテンシャルの高いWordPressテーマです。
当サイトでは独自の評価でおすすめする順位として結果を出していますが、いずれのテーマも一長一短があり、個人のデザインの好みやサイト作りの方向性で選ぶものも変わってきます。
そこで、ここでは、DIVERとJINを徹底的に比較!どちらのWordPressテーマを選んだらよいか迷っている人のためにその判断材料を記したいと思います。
DIVERとJINの比較
DIVERは、アフィリエイトを熟知したチームが作り上げたWordPressテーマです。企業に納品してきたノウハウをもとに全ての人に利用可能なWordpressテーマとして最適化されています。
JINは、アフィリエイターとして有名なひつじさんとWPテーマ「ATLAS」の開発者である赤石カズヤさんが協力して開発したWordPressテーマです。
比較にあたっては、全ての項目を比較することはできませんので、ブログの運営に重要になってくるデザイン面や表示速度、記事の書きやすさ・表現力、SEO対策面やカスタマイズのしやすさ、各種機能などをピックアップして比較しています。
比較項目 | DIVER | JIN |
---|---|---|
デザイン | ○ | ○ 11種類のデモリストあり |
高速表示対応 | ○ AMP |
△ |
レスポンシブ対応 | ○ | ○ |
入力補助機能 | ◎ | ○ |
CTA機能 | ◎ アピール ブロック |
○ |
LP機能 | ○ | ○ |
投稿ページ のSEO対策 |
◎ canonical対応 |
○ |
アーカイブページ のSEO対策機能 |
◎ meta description可 canonical可 |
○ |
ランキングページ | ○ | ○ |
目次と人気記事 の表示 |
△ | ○ |
カスタマイズ性 | ◎ | ○ |
マニュアル サポート |
◎ | ○ |
複数サイト使用 | ○ | ○ |
価格 | 17,980円 | 14,800円 |
総合評価 |
結論から言うと、少し価格は高くなりますが、DIVERがおすすめです。
項目ごとに詳しく見ていきます。
デザイン
まずはデザイン面です。
人と人との出会いでも大事な第一印象。
ブログやサイトのデザインは、その記事を書いている人の第一印象を決める重要な要素です。
自分のイメージをどう主張したいのか、読者にどういう印象を持ってもらいたいのか、というのがデザイン選びのポイントです。
DIVERのデザイン
DIVERの基本デザインは、デモサイトを見てもらうと分かる通り、クールでシャープといった感じです。カッコイイといった印象ですのでどちらかというと男性に選ばれています。
ただ、下のDIVERのデモリストを見てもわかる通り、画像と色合いを変えることでかわいい系のブログにも変身させることができます。
JINのようにデザインに癖がないため、ブログは勿論のもと、コーポレート(企業)サイトやキュレーションサイトも違和感なく作れます。
JINのデザイン
JINは、デモサイトが[today_date]現在11種類用意されていて着せ替えが可能です。
お気に入りのデモサイトをダウンロードし、自分用のサイトとして画像を変えたり、デザインを微調整したりして、使用することができます。
ただ、よく勘違いされるのが、デモリストをダウンロードしても結局は、画像などは自分のものに変えなければなりません。
ホームページデザインはデモリストがあっても最終的には個人のセンスが問われます。
これは他のWordPressテーマでも同じことが言えます。
比較項目 | DIVER | JIN |
---|---|---|
デザイン | ○ | ○ |
高速表示対応
DIVERもJINも有料のWordPressテーマの中では表示速度が速いテーマではありませんが、双方のデモサイトの表示速度をPageSpeed Insightsで計測すると、JINが遅いという結果になります。
特に、JINはPCでもなかなかいいスコアは出ません。個別の環境で速度が遅い場合は、無料のプラグインをインストールして対応が可能です。
尚、ページの表示速度は、WordPressテーマよりもサーバーの影響が大きいため、高速のサーバーをレンタルすることである程度テーマの遅さをカバーすることができます。
AMP対応
モバイル端末でウェブページを高速表示するための仕組みにGoogleが推進しているAMP(Accelerated Mobile Pages)というものがあります。
DIVERは、個別の投稿ページでAMP化が可能ですがJINはAMP非対応です。
比較項目 | DIVER | JIN |
---|---|---|
高速表示対応 | ○ | △ |
レスポンシブ対応
両テーマともPCやモバイルなどの端末を選ばず美しいデザインを保ち続けるようにレスポンシブ対応してあります。
サイズを変更してもレスポンシブ対応が崩れることがありません。
比較項目 | DIVER | JIN |
---|---|---|
レスポンシブ対応 | ○ | ○ |
入力補助機能
入力補助機能とは、見出しやボタン、ボックス、引用、吹き出し、口コミ、Q&A、マーカーラインといったものをワンクリックで簡単に表示させる機能です。
これに関しては、両者とも充実していますが、種類も使いやすさもDIVERが上と感じる人が多いと思います。
DIVERは、下図のようなオリジナルの入力補助画面(メニュー)を保有し、視覚で直感的に操作できる点で高い評価を得ています。
比較項目 | DIVER | JIN |
---|---|---|
入力補助機能 | ◎ | ○ |
CTA
CTAとはCall To Action(コールツーアクション)の略で簡単に言えばWebサイトへの訪問者に行動を促し誘導する仕掛けです。
必要に応じて、資料請求やメルマガ登録、セミナーの申し込み、問い合わせ、商品やサービスの購入といった行動に誘導する仕掛けを作ることができます。
ブログなどの一番下に枠で囲った広告のようなものが表示されているものを見かけますが、これがCTAと言われるものです。
DIVERもJINも、CTAを複数作成することが可能です。
JINは、WP管理画面の「CTA > 新規追加」で作成することで、全記事下にCTAを一括反映させることができます。カテゴリーページでCTAページの記事IDを指定してカテゴリーベージごとに表示するCTAを変えることもできます。
一方のDIVERは、記事の下に表示する記事下CTAとフッターに表示するフッターCTA(PCのみ)が設定でき、投稿記事ごとに表示・非表示の設定が可能です。
さらにDIVERはアピールブロックというスクロールに連動するCTAを設定することができます。
アピールブロックは、サイドバーの最下部に表示されていて、ページスクロールすると固定されます。アクションボタンが常に表示されている状態になります。
尚、アピールブロックはPCで閲覧した時のみ表示されます。
CTAの機能については、DIVERに優位性を感じます。
比較項目 | DIVER | JIN |
---|---|---|
CTA機能 | ◎ | ○ |
ランディングページ
CTAと同じく商品やサービスの購入といった行動に誘導する効果が高いランディングページ(Landing Page)。
アフィリエイト広告などをクリックすると商品やサービスだけを紹介する1枚のページが表示されますが、あれがランディングページです。
ヘッダーやフッター、サイドバーも表示されず、真っ白なページから自由に編集し、集客から商品やサービスの購入、お問い合わせといったアクション誘導までを単独で行えます。
DIVERもJINも投稿と同じように複数作成することが出来ます。
比較項目 | DIVER | JIN |
---|---|---|
LP作成機能 | ○ | ○ |
投稿ページのSEO対策機能
低品質なページのnoindex化やmeta description記述は両者で可能です。
DIVERは、加えて重複コンテンツの対策のための「canonical」設定もできます。
比較項目 | DIVER | JIN |
---|---|---|
記事の投稿ページで 設定可能なもの |
index、noindex title meta description canonical |
index、noindex title meta description |
canonicalとは、ページ内容が類似もしくは重複しているURLが存在する場合に検索エンジンからのページ評価が分散されないよう正規のURLを検索エンジンに伝える記述です。
比較項目 | DIVER | JIN |
---|---|---|
投稿ページのSEO対策 | ◎ | ○ |
アーカイブページのSEO対策機能
カテゴリーページの装飾
カテゴリーページはリンクが集まる重要なページです。そのカテゴリーページを自由に装飾できればSEO的にも柔軟な対応が可能となります。
DIVERもJINもカテゴリーページを投稿ページと同じように、コンテンツを作成することができますし、noindex対応も可能です。
DIVERはさらにmeta descriptionやcanonical設定も可能です。
比較項目 | DIVER | JIN |
---|---|---|
カテゴリーページで 設定可能なもの |
コンテンツの挿入 タイトルの書き換え noindexの設定 meta descriptionの設定 canonical設定 |
コンテンツの挿入 タイトルの書き換え noindexの設定 |
比較項目 | DIVER | JIN |
---|---|---|
アーカイブページ | ◎ | ○ |
ランキングページ
DIVER、JINともにランキングページの作成が可能です。
JINのランキング作成は、記事の投稿画面で「ランキング表」をクリックするとランキングページの雛形が表示されますので、それを編集していく方法になります。
DIVERも記事の投稿画面で入力補助機能を使ってその場でランキング記事が作れます。
どちらもランキングを作成する補助的な機能があるだけですが、慣れると非常に簡単で、シンプルで使いやすいという評価も目立ちます。
比較項目 | DIVER | JIN |
---|---|---|
ランキングページ | ○ | ○ |
目次と人気記事・関連記事の表示
目次の表示
最近は、文字数の多いページが増えてきたこともあり、ページの最初に目次を設定しているサイトが増えてきています。
DIVERもJINも目次の機能は標準では搭載されていませんが、両者とも、「Table of Contents Plus」というプラグインをインストールすることで対応が可能です。
人気記事の表示
訪問者の回遊率の向上、離脱率の抑制という点で関連記事や人気記事の表示は効果があります。
関連記事の表示機能はDIVER、JINともに搭載しています。
JINには人気記事を表示する機能が標準で搭載されていますが、集計期間が固定されているため、使い勝手の面ではイマイチとの評価もあります。DIVERは、「WordPress Popular Posts」というプラグインのインストールを推奨してます。
人気記事について、JINでは標準でついている点で親切と言えます(但し、多くの人がプラグインのインストールで対応しています)。
比較項目 | DIVER | JIN |
---|---|---|
目次と人気記事の表示 | △ | ○ |
カスタマイズ性
カスタマイズ性が高いということは、柔軟なSEO対策が施せる、オリジナリティなサイトが作れる、ユーザーを目的の場所に誘導できる、ということです。
カスタマイズ性は、およそウィジェット画面で「利用できるウィジェット」とそれを「セットできるエリア」の数を見れば判断がつきます。
ウィジェットの項目数はDIVERの方が多いのがわかります。従って、DIVERの方がJINより、色んな箇所に仕掛けを施すことができる分オリジナリティのあるサイトが作れると言えます。
また、DIVERは、メインカラムやサイドバーなどの画面のサイズや、画像のサイズ、ヘッダーメニューの透明度など細かいカスタマイズが標準でできます。
比較項目 | DIVER | JIN |
---|---|---|
カスタマイズ性 | ◎ | 〇 |
サポート・マニュアル
JINは、マニュアルと質疑応答可能な「会員フォーラム」が用意されています。
DIVERは、開発元の直接のメールサポートが無期限・無制限で利用可能です。
有料のWordPressテーマの中でも、特にDIVERは、テーマ導入後のサポートに正面から向き合っているという印象があります。実際にサポートの評判や口コミも抜群です。
テーマの使い方に関してはもちろんの事、カスタマイズ方法やCSSやHTMLを教えて欲しいという相談も受け付けており、購入者からの評判も非常にいいようです。
JINもサポートには定評がありますが、サポートについては、DIVERがいいと言えます。
比較項目 | DIVER | JIN |
---|---|---|
サポート | ◎ | 〇 |
複数サイトでの使用
DIVER、JINいずれも1つを購入すると自分が管理するサイトであれば複数サイトで使用することができるライセンス契約となっています。
DIVERは、有料のWordPressテーマの中では高価なテーマですが、複数のサイトを運営している人にはリーズナブルな価格と言えます。
比較項目 | DIVER | JIN |
---|---|---|
複数サイト | ○ | ○ |
DIVERとJINの比較まとめ
以上、DIVER(ダイバー)とJINの様々な項目について管理人独自の目線で比較してきました。
比較項目 | DIVER | JIN |
---|---|---|
デザイン | ○ | ○ 11種類のデモリストあり |
高速表示対応 | ○ AMP |
△ |
レスポンシブ対応 | ○ | ○ |
入力補助機能 | ◎ | ○ |
CTA機能 | ◎ アピール ブロック |
○ |
LP機能 | ○ | ○ |
投稿ページ のSEO対策 |
◎ canonical対応 |
○ |
アーカイブページ のSEO対策機能 |
◎ meta description可 canonical可 |
○ |
ランキングページ | ○ | ○ |
目次と人気記事 の表示 |
△ | ○ |
カスタマイズ性 | ◎ | ○ |
マニュアル サポート |
◎ | ○ |
複数サイト使用 | ○ | ○ |
価格 | 17,980円 | 14,800円 |
総合評価 |
おすすめはDIVER
こうやってDIVERとJINを比較すると、[today_date]の時点では、柔軟なSEO対策を可能にしたい場合やサポート体制に重点を置く場合はDIVERがおすすめです。
DIVERは高機能でありながら操作がしやすく初心者にもおすすめです。
以上を参考に、自分が重要視する項目、目指すサイト作りにどちらが適しているかでWordPressテーマを選ぶといいと思います。
WordPressの知識がある程度ある方であればどちらを選んでも後悔することはないと思います。
尚、この比較は[today_date]時点のものです。
DIVER、JINともにバージョンアップ・機能追加・機能改善を繰り返す「成長・進化し続けるWordPressテーマ」です。
機能の追加・修正があれば加筆・修正していきます。
DIVERとJINの評判や口コミ、またその他のテーマとの比較などは下の記事でまとめていますので、必要に応じて参考にして頂ければと思います。