IT・Web関連資格とその難易度

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優秀なIT・Web技術者でも就職や転職などにおいてその技術力や能力を証明するのは困難です。

そういう時に役に立つのがIT・Web関連の資格です。

ここでは、おすすめのIT・Web関連資格と、資格の内容や難易度などを解説しています。

まずは自分がどのようにキャリアアップを図っていきたいかを明確にし、自分にとって必要な資格を取得することが有効です。

尚、難易度は、(非常に易しい)~(非常に難しい)で表示しています。

IT関連資格とその難易度

情報処理技術者

情報処理技術者は、IT系の資格としては唯一の国家資格です。

情報処理技術者試験は、業界での認知度も高く、特にミドルレベル以上の資格保有者は高く評価され、IT関連企業への就職や転職、また社内での昇進や昇給に優遇されます。

情報処理技術者試験は、

  • スキルレベル1(エントリーレベル):ITパスポート試験
  • スキルレベル2(基礎レベル):基本情報技術者試験
  • スキルレベル3(ミドルレベル):応用情報技術者試験
  • スキルレベル4(高度レベル):高度情報処理技術者試験

の4段階のスキルレベルに分類された13種類の試験で構成されています。

試験の難易度は、スキルレベル1(エントリーレベル)が最も易しく、スキルレベル4(高度レベル)が最も難しくなります。

スキルレベル4(高度レベル)は、高度情報処理技術者試験と言われており、その難易度は、情報系資格としては国内最難関の難易度となっています。

資格・試験名

資格の内容

難易度
情報処理技術者 情報処理技術者としての知識・技能が一定以上の水準であることを客観的に証明する。13種類の試験でその内容は異なる。

情報処理技術者試験の種類と難易度は下の記事で詳しくまとめています。

ITコーディネータ

ITコーディネータ(通称:ITC)は、2001年に通商産業省(現・経済産業省)による国家プロジェクトの一環として設けられ、特定非営利活動法人ITコーディネータ協会が運営管理を行っている民間資格です。

ITと企業経営両方の知識を持ち、経営者の経営戦略を実現するIT化支援サービスを行います。

資格・試験名

資格の内容

難易度
ITコーディネータ ITと企業経営の両方の知識を持ち、企業の情報技術化(IT化)を推進・サポートする専門的なアドバイザー

ITコーディネータのスキルレベルは、情報処理技術者試験の高度情報処理技術者と同じレベル4(高度レベル)に位置付けられていますが、実際の試験の難易度はさほど高くはありません。

しかし、ITコーディネータになるためには、多額の費用と時間をかけてケース研修を修了する必要があるため、そういう意味では資格取得の難易度は高いと言えます。

オラクルマスター

オラクルマスター(ORACLE MASTER)は、オラクル社が公式に運営する「Oracle Database」シリーズを扱う技術力を認定するデータベースエンジニアの資格です。

試験は、4つのレベル

  • Bronze(ブロンズ)
  • Silver(シルバー)
  • Gold(ゴールド)
  • Platinum(プラチナ)

に分かれており、Silver(シルバー)以降は世界共通のOracle Certification Programによる認定が与えられます。

オラクルはRDB(リレーショナルデータベース)のトップシェアを獲得しているため、オラクルマスターで得られる知識やスキルは非常に実用的です。

そのため、シルバー以上の資格保有者は就職や転職に有利になります。

資格・試験名

資格の内容

難易度
オラクルマスター データベースの管理・運用のほか、SQLの習熟が一定水準を満たしている
難易度はSilver(シルバー)

Oracle認定 Java資格

Oracle認定Java資格(Oracle Certified Java Programmer:OCJ-P)は、オラクル社が認定する、プログラミング言語Javaの技術者資格です。

試験は、3つのレベル

  • Bronze(ブロンズ)
  • Silver(シルバー)
  • Gold(ゴールド)

の3種類があります。

試験問題には、Javaプログラミングに関する体系的な知識が出題されます。

資格・試験名

資格の内容

難易度
Oracle認定Java資格 プログラミング言語Javaの正しい知識やスキルを持っていることを証明
難易度はSilver(シルバー)

MOS

MOS(Microsoft Office Specialist:マイクロソフトオフィススペシャリスト)とは、エクセルやワードなど、マイクロソフト オフィス製品のソフトの利用スキルが一定水準を満たしていることをマイクロソフトが認定するベンダー資格です。

資格・試験名

資格の内容

難易度
MOS マイクロソフト オフィス製品のソフトの利用スキルが一定水準を満たしている

あらゆるビジネスシーンで活用できるパソコンの利用スキルを客観的に証明することができるため、業種・業界問わず、大変人気のある資格の1つです。

P検(ICTプロフィシエンシー検定試験)

ICTプロフィシエンシー検定試験(通称:P検)は、パソコンに全般に関する幅広い知識も含む、総合的なICT(情報通信技術)活用能力を問う試験です。

試験では、企業や学校などで標準的に使用されているソフトウェアやOS・環境などをベースにワープロや表計算ソフトの操作、ネットワークや情報セキュリティの知識などが出題されます。

試験は、5級、4級、3級、準2級、2級、1級と分かれており、初心者から高度な知識を持つ人まで、レベルにあわせて受けられます。

資格・試験名

資格の内容

難易度
P検 初心者からプロフェッショナルまでの様々な段階で、そのパソコンの活用技術・能力を試すことが出来る
難易度は1級

おすすめのWeb関連資格とその難易度

ウェブ解析士

今やあらゆる業種、企業において、WEB戦略は必須です。多くの企業や個人がインターネット上でホームページを利用して自社の商品やサービスをPRして販売しています。

従って、アクセスの解析やウェブの解析をしてウェブマーケティング計画を立案し、目標を達成するウェブ戦略を考え、サイトの問題点の改善する人材が必要不可欠になります。

ウェブ解析士試験は、ウェブマーケティングにおいて、成果につながるアクセス解析やウェブ解析ができる人材を育成することを目的として実施されている民間資格です。

資格・試験名

資格の内容

難易度
ウェブ解析士 ウェブマーケティングにおいて、成果につながるアクセス解析やウェブ解析ができる

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定は、特定非営利活動法人「インターネットスキル認定普及協会」によって実施される、ウェブサイトのデザイン(設計)に必要な知識やスキルを問うウェブデザイン業界唯一の国家資格です。

資格・試験名

資格の内容

難易度
ウェブデザイン技能検定 ウェブサイトの構築やデザイン設計の技術を客観的に評価
難易度は2級

まとめ

おすすめのIT・Web関連資格と、資格の内容や難易度などを解説してきました。

数あるIT関連の資格の中でもIT業界で働く場合において特におすすめなのは、やはり資格の認知度が高く国家資格である情報処理技術者資格です。

特にミドルレベル以上の資格保有者は社内の評価だけでなく就職や転職にも有利になります。

また、IT業界ではない企業への就職や転職においては、MOSやP検などパソコンが扱える資格も有利になります。

WEBデザイン業界への就職や転職においては、ウェブデザイン技能検定も有利になります。

まずは自分がどのようにキャリアアップを図っていきたいかを明確にし、自分にとって必要な資格を取得することが有効になります。